エリック・ヘイズの今を知る、日本初の大規模個展“INSIDE OUT”
エリック・ヘイズ（Eric Haze）の「INSIDE OUT」展が、2022年12月9日（金）から25日（日）まで、渋谷のアートギャラリー「SAI」にて開催される。「JIMMY CHOO」や「SACAI」とのコラボレーションでも注目を集めている、エリック・ヘイズの現在を知る、日本初の大規模個展。
1970年代よりアメリカ・グラフィティシーンを牽引してきた、ニューヨーク出身のアーティスト、エリック・ヘイズ。同時代に活動していたキース・ヘリング（Keith Haring）やフーチュラ2000（Futura 2000）らと共に、グラフィティからアート、カルチャーへと枠を広げ、80年代半ばには、ビースティ・ボーイズ、パブリック・エナミーなどのアルバムカバーやロゴデザインなどグラフィックデザインで、ヒップホップシーンにも大きな影響を与えた。
さらには「Nike」や「New Balance」のスニーカーデザイン、「G Shock」などのプロダクトデザイン、「STUSSY」や「HUF」とのコラボレーションなど、ファッションとの関わりも深く、2021年からは「JIMMY CHOO」や「SACAI」とのコラボで話題となっている。
「INSIDE OUT」展では、エリック・ヘイズの２つのスタイルの作品群が展示される。星や矢をモチーフとした、記号を用いたシグニチャースタイルともいえるファインアート、もう一つは、まるでいつかの視覚を再現したかのような具象作品。ヘイズにとって師であり、大きな影響を与えたアーティスト、エレイン・デ・クーニング（Elaine de Kooning）の精神を引き継ぐかのような、ポートレイトシリーズなど、ロックダウン中に生み出された新たなスタイルの新作も登場する。
さらには、ゲストアーティスト HAROSHIとのコラボレーション作品も展示。
そのほか「BE@RBRICK」コラボシリーズの先行販売や、「fragment design」とのコラボレーションTシャツ、「HUF」とのコラボデッキなど、展覧会限定アイテムも販売予定。
2023年には上海、ロンドンのSaatchi galleryでの展示も予定しているとのこと。
ストリート、コンテンポラリーアート、ファッションと、さまざまな境界を行き来しながら進み続けるエリック・ヘイズの世界に深く触れてほしい。
ERIC HAZE SOLO EXHIBITION INSIDE OUT
期間／2022年12月9日（金）〜12月25日（日）
時間／11:00〜20:00（無休）
場所／SAI
住所／東京都渋谷区神宮前 6-20-10 RAYARD MIYASHITA PARK South 3F
TEL／03-6712-5706
URL／www.saiart.jp
Text: Hiromi Mikuni
