【連載】おしゃれ業界人の手元スナップ vol.2 頭山亜季 | Numero TOKYO
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【連載】おしゃれ業界人の手元スナップ vol.2 頭山亜季

ついつい気になってしまうおしゃれなあの人の手元。些細なパーツだけれど、その人のスタイルやこだわりを映す小宇宙とも言える。そんなセンス溢れる達人たちの手元を調査!

コート、パンツともにth products セーター、シューズともにThe Row
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フリーランスPR 頭山亜季 ラグジュアリーブランドのPRを長年務め、現在フリーランスとしてファッションブランドのPRやコンサルティングなどに携わる頭山さん。ファッション好きの両親の影響もあって、本当の良いものを見極める審美眼はピカイチ。自分に似合うものを見つけながら、デザインで遊んだり、クラシックなアイテムを取り入れたり。おしゃれ玄人ならではのヒントがいっぱい!

(右手)ブレスレット Preek 小指 nicedreams ほか全てPreek(左手)時計 Vacheron Constantin ブレスレット Preek 人差し指 一連リング SHIHARA 上に重ねたリング Preek 中指 Cartier 薬指 Preek 小指 ともにSHIHARA

デザイン性のあるジュエリーを気軽に楽しむ

洋服は極力シンプルで良質なものを身に着けたいと語る頭山さん。反対に、ジュエリーは遊びが欲しくなるのだそう。この日もお気に入りのジュエリーブランドPreek(プリーク)をメインにコーディネート。

「ハイジュエリーも好きなのですが、どうしてもクラシックなものを選んでしまいがち。プリークは気軽に楽しめるデザインで質も良く、エントリープライスから揃うので取り入れやすいのが魅力です。日本の職人技を活かした物作りにも注目しています」

馬蹄モチーフやシグネットリングを一部溶かしたようなユニークなデザインや、3連のように見えるエッジのきいたリングなど、遊び心あるモダンなジュエリーは大人の手元に馴染む。

同じく欠かせないアイテムの一つが、長年愛用しているSHIHARA(シハラ)のリング。「K18でストレスなくずっと着けていられます。一度気に入ったものは長く使うタイプですね」。シンプルな細いリングを重ね着けしたり、他にも幅広のプレートリングを愛用中。

ネックレスもPreekのもの

譲り受けたマイヴィンテージも活躍

右手小指に着けているのは、クリエイティブ集団「Dogs」のメンバーであり、友人のYuki ‘Jelly’ Miyazakiが手がけるブランドnicedreams(ナイスドリームス)のもの。『「Dr. Dre」のアルバムジャケットに登場するモチーフをサンプリングしたもので、ヒップホップな分脈が面白いと思って購入しました。男の子っぽい感じだけど可愛くて、アクセントになります」

Cartier(カルティエ)のトリニティリングはお母様から、Vacheron Constantin(ヴァシュロン・コンスタンタン)の腕時計はお父様から譲り受けたもの。「カルティエのリングは20年くらいずっと着けています。これなしでは外出できないくらい、肌に馴染んでいますね。そういう意味ではお守りのような存在です」。ヴィンテージのウォッチはスイスにオーバーホールに預け、見事に復活!「お金も時間もかかりました(笑)」。受け継いだものをメンテナンスしながら大切に愛用するのもお手本にしたい。

ネイルはいつも赤が定番。赤ネイル、赤リップを常にされていたお母様からの影響なのだそう。ジュエリーも基本は肌馴染みの良いゴールド、と自分のルールを確立。さまざまなスタイルを経てたどり着いた、ストーリーが詰まった手元だ。頭山さんにとってジュエリーとは?「『よし!』と気合いを入れたり、自分を鼓舞するためのおまじないのようなもの。スイッチを入れて戦闘モードにしてくれますね」

【連載】おしゃれ業界人の手元スナップ

Photos: Shuichi Yamakawa Edit & Text: Yukiko Shinto

Profile

頭山亜季Aki Toyama フランスのラグジュアリーブランドのPRを経験後、2021年にフリーランスに転向。アートのプロジェクトや国内外のさまざまなブランド、セレクトショップなどのPRとして活躍している。

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