台湾素食をモダンに楽しむ「松竹圓」
ヴィーガン料理と聞くと、どこか味気ない? 物足りない? そんなイメージを覆す、独自の進化を遂げた話題のヴィーガンレストランを紹介(『Numero TOKYO(ヌメロ・トウキョウ)』2021年1・2月合併号掲載)。
松竹圓のすべてのメニューはオリエンタルビーガン対応(動物由来の食材およびねぎ、にんにく、にら、らっきょう、あさつきの五葷不使用)。オーナーは上海出身の岩橋遥さん。あるとき、急に肉が食べられなくなった岩橋さんは、苦しみのなかからヴィーガンの食品を輸入する会社を設立。そんなときに出会ったのが、台湾で有機農業を手掛けていた夫。台湾では日常的に選択できる素食(ベジタリアンフード)が、日本ではほとんど食べられないことから自身で料理を始め、現在はこの店のレシピを考案している。
ヴィーガンを求めていない顧客からも評判のにゅーくまんや焼売、餃子といった中国点心料理をはじめ、台湾で人気のレインボーケーキなどのスイーツも充実。オムニミートや大豆ミートを使ったハンバーガーなどもある。いずれはすべてグルテンフリーにしていく予定で研究中。
松竹圓
住所/東京都台東区西浅草2-7-6
TEL/03-6802-8355
営業時間/平日 11:00〜20:00
定休日/水・木
https://sho-chiku-en.com
心も身体も地球も喜ぶ
魅惑のヴィーガンフード
Photos:Kenji Mimura Text:Shiori Fuji Edit:Shiori Kajiyama