10月号掲載「魅惑のロゴ」ソールに刻まれたアイコニックなロゴ。シューズ全貌をご紹介します!
Numero TOKYO10月号ではファッションからカルチャー、アートまでロゴに大注目! その物が何であれ、惹きつけられてしまうロゴ。見えないところにすら刻まれているブランドのアイコニックなロゴは、いつだって私たちを魅了してやまないという証なのかもしれない。ソールに刻まれたロゴさえもブランドを表すデザインのひとつ。フットプリントに宿った、そのシューズをも想像させるロゴの力強さを感じて。誌面でフットプリントを撮り下ろしたシューズの全貌をご紹介します!
Dior | ディオール
ムッシュ ディオールが幸運のシンボルとして大切にしていたディオール スターとブランドロゴが印象的に見つめる。すべて大文字の「DIOR」ロゴはウィメンズ アーティスティック ディレクターのマリア・グラツィア・キウリによるデビューコレクションで登場。クラシカルなロゴの刷新はブランドの新たなストーリーの始まりだ。旅と山の魅力に捧げるオマージュとして発表された、ウィメンズコレクション初となるスキーコレクション「ディオールアルプス」。スノーブーツはスターモチーフのほかディオール オブリークも配された主役級の一品。
Gucci | グッチ
1960年代に登場した、創設者グッチオ・グッチのイニシャルを組み合わせたダブルG。グッチが世界で初めて製品にロゴを入れて、一目でブランドを物語るシグネチャーとなったように、インターロッキングGもブランドを象徴するモチーフとしてラバーソールに大胆に浮かび上がった。パンチングを施したレザーがアクティブなフォルムにマッチ。ストラップにはメタルスタッズのダブルGがさりげなく主張する。
Fendi | フェンディ
足元にボリュームを与えてくれるサイドゴアブーツらしい力強いフットプリント。パワフルなソールの中央に配されたレタリングは1925年の創業以来、幾たびかの改新ののち現在のロゴとなり、ブランドのルーツである「ROMA」が加えられた。フェンディらしい上品な表情に仕上がる、ロゴの魔力だ。かかと部分にFFロゴを施したラバーソールで大人の遊び心を利かせて。厚みのあるソールとやわらかいレザーが、スタイルアップと機能性を叶えてくれる、ワードローブの強い味方。
Celine | セリーヌ
さまざまな革新を経た現在のロゴは、現クリエイティブ・ディレクターのエディ・スリマンが、1960年代のロゴをオマージュしデザインしたもの。ヘリンボーンソールの中に、大きく刻まれたエンボス加工のロゴ。ミニマルな印象ながらも存在感を放つ。シンプルなバイカラーにグラフィカルラインが描かれたミドルカットスニーカー。やわらかなカーフスキンや高いクッション性も人気を後押しする一つだろう。洗練されたシルエットはぜひワードローブに迎え入れたい。
Saint Laurent | サンローラン
オーセンティックなシルエットで人気を博すサンローランのスニーカー。ソールのデザインまでもがそのスタイルを反映している。2012年に誕生した現在のブランドロゴ。「YSL」ロゴとともにさまざまなアイテムへ落とし込まれていることが、ブランドの歴史と変革を称え、イヴ・サンローランへの敬意を表しているかのようだ。クリーンなオールホワイトのスニーカーは、サイドにはゴールドのレタリング、バックタブには型押しでロゴがあしらわれている。
Louis Vuitton | ルイ・ヴィトン
1896年に誕生したルイ・ヴィトンのモノグラム。アイコニックなLV サークルとモノグラム・フラワー モチーフがちりばめられたソールは、ブランドのシグネチャーが集結した、本来見えないソールまでもがデザインなのだと言わんばかりのブランドのこだわりを感じる。コットンキャンバスにカーフレザーがトリミングされたスニーカー。差し色のピンクが効いたポップな印象に。サイドのラバータグやモノグラムのプルストラップが個性を放って。
Photos:Shinmei Fashion Editor:Nozomi Urushibara