ジョニー・デップ、元妻アンバー・ハード関連の裁判で勝訴
ジョニー・デップ(Johnny Depp)が、泥沼化している元妻アンバー・ハード(Amber Heard)との間の法廷争いの1件で勝訴した。
アンバーはジョニーから受け取った慰謝料700万ドル(約7.7億円)をアメリカ自由人権協会(ACLU)とチルドレンズ・ホスピタル・ロサンゼルスに寄付すると宣言していたが、ジョニー側がそれが実際に行動に移されていたのかについての情報開示を求めてACLUを訴えていた。そして今回ニューヨークで行われた裁判で、寄付が支払われたのかどうかを記した書類を提出することを同団体に命じた判決が下されたかたちだ。 デップの弁護士ベンジャミン・チュー氏は、USAトゥデイにこう話している。「デップ氏は、今回の裁判所の決断に満足しています」
一方で2021年3月には、ジョニーによるザ・サン紙との名誉棄損訴訟における上訴が棄却された。アンバーとの夫婦時代のジョニーを「DV夫」と表した同英タブロイド紙を、ジョニーが名誉棄損で訴えたこの訴訟では、2020年11月にザ・サン側の勝訴判決となっていた。その後、ジョニー側は上訴の意向を表し、今月に入ってからはアンバーが離婚時にジョニーから受け取った700万ドルをチャリティに寄付するという発言が実行されていない「新たな証拠」があるとしていたにも関わらず、英控訴院は、前回の審問が「完全に公平」なものであったとして、これ以上裁判を続ける必要はないとの判断を下した。
ジョニーは前回、敗訴が決定した直後、人気シリーズ「ファンタスティック・ビースト」のゲラート・グリンデルバルド 役から降板していたほか、アメリカでも名誉棄損訴訟が続いている。2018年にアンバーが、ジョニーを名指しさえしなかったもののドメスティックバイオレンスの被害に遭ったと発言したワシントン・ポスト紙への寄稿を発端としたそちらの訴訟は現在のところ、2022年4月まで延期となっている。