恵比寿のメゾン マルタン マルジェラ トウキョウの2階に位置し、先鋭的なアーティストや建築家たちの展覧会を不定期開催してきた「ギャラリー ここ」にて、2012年開催の『チャーリー・コールハース メタボリズム・トリップ』展以来、約2年ぶりの展覧会が開催される。
今回登場するのは、各界から注目を集めるアートユニットNerhol(ネルホル)。アイデアと練る田中義久と、アイデアを彫る飯田竜太の2名で結成、ポートレートを用いた作品で知られる彼らが、新たなモチーフの新作を発表する。
ボトルからこぼれ落ちる水、石油ストーブでゆらめく炎……。はるか遠くの地で生まれながら、私たちの身近に存在し、意識されることなく消費されていく存在物たちの“姿”を留めようとする試みを通して、彼らの表現コンセプトがさらなる先鋭性のもとに浮かび上がる。
写真:Nerhol『Scene to know / daily No.001 1/8 parts, 2013』
(※作品例。今回の展示作品ではありません)
Nerhol『tries to return / かえりみる』
場所/ギャラリー ここ 東京都渋谷区恵比寿南2-8-13 キョウデンビル2階
会期/4月22日(火)〜5月10日(土)
時間/13:00〜18:30
定休日/月曜日(4/29、5/5、6は営業)
information
ギャラリー ここ www.gallery-koko.com
Text:Keita Fukasawa