一泊して、いざ冒険! 横浜ヨアソビ週末プラン
夜の横浜には、魅惑的な冒険がたくさん! 近未来都市のような工場夜景クルーズに、名物バーテンダーのいるカウンターバー、そして都市型ロープウェイから見下ろすネオンのみなとみらい。帰り時間を気にすることなく、横浜の夜を思い切り楽しむなら、1泊するのが正解。せっかくなら高層ホテルをチョイスして、夜景を眺めながらパーティも! 女子旅だから楽しい、横浜のヨアソビの提案です。
中華街だけじゃない! 横浜の夜を、女仲間とクルージング
東京から近いせいか、日帰りスポットとみなしがちの横浜。夜遊びするにも、帰り道を考えると、思い切りはじけられない、しかも時間が気になる……。
そんな気がかりを一発解消するのが、横浜で1泊ステイ。ショートトリップの旅先として、今、横浜の注目度が急上昇しています。
4月に開業したばかりの22時まで営業のロープウェイ(横浜エアキャビン)や工場萌えクルーズなど、夜だから楽しめるスポットがいろいろ。名バーテンダーが待つカウンターバーや名曲の舞台となった老舗バーで、しっとりと夜を満喫するのもアリ。たとえ仕事を終えた後からでも、1泊すれば十分楽しめます。
しかも昨年あたりから、横浜には話題のNEWホテルが続々オープンしています。
今回チョイスした「オークウッドスイーツ横浜」(2020年10月オープン)は、みなとみらいを見下ろす絶好のロケーション。しかも「横浜ランドマークタワー」に次いで横浜で2番目に高層な「ザ・タワー横浜北仲」の最上部46~51階にあり、圧倒的なビューを誇ります!
今回のお部屋は、51階のベイビュー。レインボーブリッジやみなとみらい、カーブを描く首都高速に大桟橋、赤レンガ倉庫や山下公園など、横浜の名所を高い位置から見下ろすことができます。さらに、遠くに東京タワーやスカイツリー、晴れた日には三浦半島まで見えることも。たとえば「みなとみらいの観覧車が見えるお部屋で!」というリクエストも、空き状況次第によるけれど、お願いできるとか。
また、オークウッドスイーツ横浜は長期滞在向けのサービスレジデンスながら、1泊からステイが可能。サービスレジデンスなので、本格的なキッチンや食器、カトラリー類はもちろん完備。冷蔵庫も大きく、両手が荷物で埋まっていてもヒジでタッチすれば扉が開くスグレもの。フィスラーの鍋類、デロンギの電気ケトルなど、ブランド家電も整っています。
1階には高級スーパー「LINCOS 横浜馬車道店」があるので、ワインや食材を調達するにも便利。Uber Eatsも46階にあるレセプションが受け取り、部屋まで届けてくれるので、中華街の名店の料理も行列に並ぶ必要なし。つまり、オークウッドスイーツ横浜は女子会にぴったりなのです!(客室・施設については、後半で詳しくリポート!)。
未来都市に迷い込んだような工場萌えナイトクルーズ!
まずは、海の上から横浜を満喫!
小回りが利いて、しかも高速な“交通船”の「サンタ バルカ」号に乗り込んで、大桟橋を出港。夜の海風を受けながらクルージングを楽しんでいると、宵闇の中、強烈な光を発するコンビナートが迫ってきます。
無数の光に照らし出された、入り組んだパイプに、もうもうと煙を噴き出す煙突、林立するタワー……、それはまるで未来都市のオープンセットのよう! 永井等船長の操船技術による、ドラマティックなクルージングも醍醐味です。
今回利用した京浜フェリーボートでは、関東屈指の工場夜景スポットである京浜工業地帯をめぐる2コースを用意。京浜運河コースと、穴場な本牧・根岸コース。どちらも、90分間たっぷりと工場夜景と夜の海を満喫できます。そしてクルーズのエンディングは、ロマンティックなみなとみらいのイルミネーション!
京浜フェリーボート
出港時間/19:00(日にちによって異なるので公式ページの参照を)
料金/工場夜景クルーズ(90分間)大人¥3,800
www.keihinferry.co.jp
都市型ロープウェイで夜のみなとみらいを空中散歩
今年4月にスタートした、日本初の都市型循環式ロープウェイ「YOKOHAMA AIR CABIN(ヨコハマ・エア・キャビン)」。
ルートはJR桜木町駅の目の前の「桜木町駅」と、新港地区の「運河パーク駅」を結ぶ、片道約630メートル。360度ガラス張りのキャビンが、最高地点約40メートルの高さまで上昇します。
朝10時から運行しているけれど、おすすめはサンセットから夜にかけて。大観覧車の「コスモスロック21」やワールドポーターズ、赤レンガ倉庫など、みなとみらいの夜景はまさに宝石箱! キャビン自体もフルカラーLEDで、ライティングが変化する演出が華やかです。
しかも22:00(当面は〜20:00)まで運行しているので、ディナーの後にゆっくり利用するのもアリ。
また、キャビン内はエアコンも完備なので、これからの季節も快適。そして全キャビン空気の自然循環による換気システムを採用、8人乗りながら他のグループと同乗しないなど、コロナ対策もきっちりです。
YOKOHAMA AIR CABIN(ヨコハマ・エア・キャビン)
営業時間/10:00~22:00(当面は〜20:00)※公式HPでご確認ください
料金/片道大人1000円・子供500円、往復大人¥1,800 子供¥900(大観覧車とのセット券もあり)
https://yokohama-air-cabin.jp/
歴史的建物の地下に隠された、大人のバーでアペリティフ
かつて金融街だった歴史的地区の一角、大正11年に建造された旧川崎銀行の地下1階。各フロアの天井が高い古い建物ゆえ、地下1階とはいえ、降りる階段の段数が多いのも、今となっては貴重かも。
こちら「PILGRIM 19th CLUB(ピルグリム・ナインティース・クラブ)」は、あのトゥモローランドがプロデュースする、隠れ家的大人のバー。店名の“19クラブ”はゴルフで18ホールを回ったあとに、「さぁ飲みに行こう!」という意味合いの隠語から来ているのだとか。
店内はオーナーが収集したヴィンテージ家具や鋲打ちのチェスターフィールドソファなど、クラシカルな風情。かつてのゴルフトーナメントのトロフィーやモノクロームのゴルファーの写真(なんと昭和天皇のプレイする姿も!)が飾られています。
迎えてくれるのは、バーテンダー歴50年の幅 義治さん。ホテルオークラのバーを経て、この店が誕生した平成元年から30余年、カウンターに立ち続けている名物バーテンダーさんです。
おすすめをオーダーしたら、出てきたカクテルは「パラダイス」。オレンジジュースを使ったジンベースのカクテル“オレンジブラッサム”に、アプリコットジュースを加えて、気分は楽園です♪ ちなみに、ブーケの始まりはオレンジの花束だったという、誰かに話したくなるエピソードも幅さんからお聞きしました!
もう一杯オーダーするとしたら、この店自慢のマティーニを。作ってから冷凍庫で2週間寝かせ、ジンの尖りを丸くする、熟練バーテンダーのひと手間がかかっています。
PILGRIM 19th CLUB(ピルグリム・ナインティース・クラブ)
営業時間/17:00~25:00(L.O.24:30)、土~24:00(L.O.23:30)
定休日/日・祝
www.tomorrowland-cafe.jp/19thclub/
部屋に戻ってパーティ本番! 翌日はのんびり朝シャンからスタート
夜のお出かけから部屋に戻ったら、リラックスモードで女子会パーティがスタート。夜景を見ながら、冷やしておいたシャンパンで乾杯。こんな高い位置から横浜のウォーターフロントを見下ろすのは新鮮! 広々としたリビングも、我が家気分でくつろげます。
ちなみに「オークウッドスイーツ横浜」ではパリ発の「マイリトルボックス」とスパークリングワイン(ハーフボトル)、水信フルーツパーラーのスイーツがセットになった「Box and the City(ボックス・アンド・ザ・シティー)」を用意。記念日やお祝いなど、友達をびっくりさせる演出にいかが?
後片付けは食器洗い機がちゃちゃっと済ませてくれるので、らくちんです。
翌日はちょっぴりの朝寝坊。朝食を役割分担しながら作って、さぁボナペティ。テーブルの片隅には、シャンパンをオレンジジュースで割ったカクテル、ミモザもちゃっかり。ゆるゆるしながら1日を始める、これって贅沢な気分です。
夢のタワマンに暮らす気分をオークウッドスイーツ横浜で
馬車道駅と直結した、横浜市内で最も高いホテルレジデンス「ザ・タワー横浜北仲」の46~51階に計175室。客室タイプはスタジオ、1~3ベッドルームまでの大きくは4タイプに分かれ、広さは33平方メートル以上とゆったり。
アースカラーの落ち着いたトーンで、家具はすべてオリジナル。床から天井までのフルハイトの窓からは、圧巻のベイビューまたはシティビューが広がります。しかも全室にベランダが付き、外に出て海風を感じることも! また、壁に飾られたモノクロームの写真は横浜ゆかりの作品です。
もちろん、レジデンシャルホテルゆえ、全室にIHコンロやオーブンなどのフルキッチンや洗濯乾燥機など暮らす上で便利な家電を完備しています。もし歯ブラシセットなどのアメニティも用意されていますが、足りなくなったら、室内のタブレットでリクエストすれば届けてくれます。
女子会におすすめは、人数にもよるけれど、2ベッドルームの末尾“16”のお部屋。ベイビューでありつつ、シティビューも満喫できる、絶景がポイントです。
パブリック施設は46階に集合しています。24時間対応のフロント、コンシェルジュサービスは滞在のサポートに。レストランは眺望抜群の「THE YOKOHAMA BAY」、そしてミシュランシェフが就任予定の「THE FORTY SIX」が今後オープン予定。
フィットネスセンターや24時間利用できるレジデンツ・ラウンジもあります。
ちなみに、浜っ子の間ではおなじみの“横浜三塔”と呼ばれる伝説があります。トランプになぞらえて、神奈川県庁本庁舎“キング”、横浜税関“クイーン”、横浜市開港記念会館“ジャック”。この3つの塔を一度に見ると、幸福になるというジンクス。実は、「オークウッドスイーツ横浜」からも見えます!
楽しく遊んで、ラッキーも持ち帰りましょう!
オークウッドスイーツ横浜
住所/神奈川県横浜市中区北仲通5-57-2
TEL/045-211-6111
www.oakwood.com/ja-jp/japan/yokohama/suites-yokohama
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フォトグラファーとして国内外で活動。政治財政芸能界の著名人ポートレートを主に趣味の旅や食、インテリアの撮影、雑誌広告と幅広くこなす。Instagram:@michikamoon
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山口県出身。現在、東京を中心にファッション・広告・CM・MV、番組、映画など、国内〜海外まで幅広くヘアメイクアップアーティストとして活動中。2020S/Sパリコレメイクで参加。Instagram:@tmm_238
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大阪府出身。2005年、雑誌『PINKY』の専属モデルオーディションで準グランプリを受賞し、モデルとしてデビュー。現在は、広告や雑誌を中心に活動中。私生活では保護犬活動にも力をいれている。Instagram:@maki_kiriyama
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旅行ライター。リゾートやエコ、ダイビングなど、国内外のビーチにフォーカスして寄稿。ここ最近は国内のビーチの美しさを再発見し、全国津々浦々を探訪中。目指すは伊能忠敬!? Instagram:@chieko_koseki
Photos: Michika Mochizuki Hair&Make & Styling: Tomomi Nakamura Model: Maki Kiriyama, Tomomi Nakamura Text & Realization: Chieko Koseki