ファッションストーリー「自然と共生する時代を楽しむ」
いよいよ時代は新しいフェーズに突入。これまでよりも自然を意識したものやノンバイナリーなもの、自信を与えてくれるようなエネルギーチャージな服が鍵となる2021年春夏コレクション。フォトグラファーのイナ・レキウィクツがイギリス西部のリゾート地ブラックプールで、馬とともに収めたファッションストーリーでダラスな雰囲気を感じて。( 『ヌメロ・トウキョウ(Numero TOKYO)』2021年3月号掲載)
Fashion story: live with all the creatures
ネイチャーを感じるアクティブウェア
自然界をテーマにしたバーバリー。チェック柄に、ネック部分とカフ部分のみフィッシュスケール柄を配したブラウス。ネックやショルダーのテキスタイルをチェーンでコネクト。さらにビジューが装飾されたネットをボディとアームにレイアードさせている。その上にブラックのオーバーオールとブルーのサイハイブーツでルックを完成。ツイストを存分に効かせて、まさに今のバーバリーの真髄を体現している。
オフホワイトで過ごすウィークエンド
ミニマムでコンフィーなのに、上質さを感じるフェンディのニットジャンプスーツ。ポロシャツ風のカラーとワッフル編みのレトロスタイルをウェスタンテイストに落とし込んで、春の外出を楽しみたい。
リベラルに着こなすユニフォームスタイル
ミュウミュウらしい、バイカラーのストライピングとビジュー付きのカラーがオンされたブラックコート。ピンクのタートルニットに、ブラウンのショートパンツを合わせて、こんな今だからこそあえてフォーマルな要素を楽しみたい。
時代の分岐点のパワードレッシング
マシュー・M・ウィリアムズによる新生ジバンシィが誕生。オーバーサイズをあえてクロップドにしたブラウンのクロコ型押しレザージャケットに、レッドの超ロングボウタイブラウスのストリートライクなスタイルは、このブランドの新しい軸となりそう。
レッドレザーが描くエンパワーメント
大胆なレッドのレザージャケットは、サンローランらしい艶っぽさと強さを感じさせる不敵なアイテム。シアーブラックのボウタイブラウスとレザーショートパンツでマニッシュエレガンスを演出して。
ボーダーレスに自由に生きる
ジェンダーを超えたノンバイナリーがテーマとして掲げられたルイ・ヴィトン。ジオメトリックパターンに編まれたベストニットに、メンズライクなシャツ、サンダーモチーフが描かれたジャカード織りのワイドパンツ、さらに太めのベルトをプラス。自由な発想でファッションを楽しみたい。
オンリーワンに目立つティアードドレス
ユニークとサステナビリティーを両立するブランド、スンネイ。トップからボトム、アームまでも総フリルのドレスは、ホワイト×ブラックの大胆な配色も特徴的。レッドカラーのウエスタンブーツを差して、トリコロールブロッキングカラーを完成させて。
Photos : Ina Lekiewicz Stylist : Irene Barra Photo Assistant : Peter Butterworth Casting : Monika Domarke Production : RAW Production Retouch : Paul Drozdowski Hair : Anna Cofone Make-up : Sandra Cooke Model:Aivita Muze Edit : Midori Oiwa Special Thanks to : Cara Said Equine and Greygates Sport Horses, Palma Cafe, Pleasure Beach Blackpool, Visit Blackpool