Culture / Feature
あの人が提案する“写真のある暮らし” file. 1 ケイコ・ハドソン
最先端でアート、ファッションに関わる人たちは、どんな写真をどのように飾っているのだろう。プライベートスペースに飾る写真やインテリアには、彼らの個性が現れている。それぞれのこだわりを参考に、写真を日常に取り入れてみて。今回は、アートディレクター、セットデザイナー、プロップスタイリストとして活躍するケイコ・ハドソンの自宅を紹介。(『Numéro TOKYO(ヌメロ・トウキョウ)』2021年1・2月合併号より抜粋)
夫婦のルーツを想起させる写真を、今のライフスタイルに合わせて
空間をスタイリングして、雑誌や広告などのヴィジュアルを作り込むケイコ・ハドソン。夫婦で暮らすアメリカの家には家族や友人の写真を飾っている。「いま住んでいる街が私たちの生まれ育った場所ではないためか、思い出の写真が自然と多くなりました」
リビングにあるテレビ上の棚には3枚の写真が。「パートナーの高校時代の写真、彼の3兄弟の写真、行きつけのお蕎麦屋さんでささやかなウェディングパーティをしたときの私たちの写真です。これらを見たゲストが自分の家族やルーツの話をしてくれて、距離がぐっと縮まることも」
Text:Nao Kadokami Edit: Mariko Kimbara
Profile
ケイコ・ハドソンKeiko Hudson
アートディレクター/セットデザイナー/プロップスタイリスト。
広告や雑誌、ブランドカタログなどで、ファッション、コスメ、フードに特化したヴィジュアル制作のディレクション、セットデザイン、プロップスタイリングを手がける。東京とアメリカ・ウィスコンシン州の2拠点で活動中。