モデルがプライベートな空間で撮り下ろす itアイテム8
生活スタイルが変わり、可能性や新たな楽しみ方が増えた2020年。20PRE-FALLから厳選した8アイテムを携えて、8人のモデルがプライベートな空間で、ニューノーマルな瞬間を撮影してくれた。(『ヌメロ・トウキョウ(Numero TOKYO)』2020年9月号掲載)
福士リナ
Givenchyのブーツ
Q. スタイリングのポイントやエピソード
「フラワープリントのドレスは古着屋OTOEで購入しました。Givenchyのサイハイブーツに合わせて、ポップなスタイリングに」
Q. おうちで過ごす時のパートナーは?
「もちろん、愛犬のポン酢くんです!」
Q. 新しいフェーズを迎える節目の時代を、ポジティブに乗り越えるために心がけていることは?
「できないことばかり考えずに、自分自身が心地よく感じていられる新しい生活のリズムを見つけていくこと」
Profile
1999年生まれ。日本・アメリカ・フィリピン・スペインをルーツとした、エキゾティックな顔立ちと独特な存在感を放つ福士リナ。ショーや雑誌、広告にCMと活躍の場は多岐にわたる。
鈴木亜美
Bottega Venetaのバッグ
Q. スタイリングのポイントやエピソード
「バッグの鮮やかなブルートーンに合わせて選んだのは、Yohji Yamamotoのドレス。シルエットと肌触りの良さ、シンプルだけどカッティングが効いたデザインに一目惚れしました」
Q. おうちで過ごす時のパートナーは?
「観葉植物や切り花を観察し育てること。安らぎと生命力を間近で感じることで元気をもらえます。またジャズやボサノバの曲が毎朝のスタートに」
Q. 新しいフェーズを迎える節目の時代を、ポジティブに乗り越えるために心がけていることは?
「変化を受け入れながらも、自分が楽しく前向きな気持ちでいられるよう、いつも自分の心に正直にいること。
Profile
日本とNYを拠点にショーやCM、雑誌など幅広く活躍する鈴木亜美。その強い表現力にクリエイターからのラブコールが絶えない。趣味はコンテンポラリーダンスと宝塚。
ツグミ
Saint Laurentのパンプス
Q. スタイリングのポイントやエピソード
「Carvenのクロップドトップと、よく通っている古着屋さんでゲットしたデニムはどちらもお気に入り。Saint Laurentのパンプスのホワイトを差し色に」
Q. おうちで過ごす時のパートナーは?
「ギター、音楽、ラジオ、料理。時間がたっぷりあったので、趣味のギターを練習したり、夕方にラジオを聴きながら、時間をかけて料理しています」
Q. 新しいフェーズを迎える節目の時代を、ポジティブに乗り越えるために心がけていることは?
「さまざまなことへのありがたさに気づけたので、日々を大事に過ごしたい。ファッションや音楽、映画など、何度も救われた芸術の世界にこれまで以上に関わりたい」
Profile
2000年生まれ。高校在学時に海外メゾンの来日ショーを歩き、2019年からパリコレにも参加したツグミ。雑誌やショーをはじめ国内外で活躍の場を広げる。
阿部 ジュリア
Celine by Hedi Slimaneのジャケット
Q. スタイリングのポイントやエピソード
「普段から買い物ではフィーリングや偶然の出合いを大切にしています。Celine by Hedi Slimaneのジャケットに合わせたのはGiannaのビキニトップとヴィンテージのネックレス」
Q. おうちで過ごす時のパートナーは?
「料理です。スキレットでブラジリアン、イタリアン、タイフードなどその日の気分に合わせて作ります。最近はズッキーニヌードルやキャロットヌードルも作っています」
Q. 新しいフェーズを迎える節目の時代を、ポジティブに乗り越えるために心がけていることは?
「毎日15分、呼吸に気をつけたり瞑想を取り入れて気を整えています。しばらく続けているスケッチもポジティブに過ごすための習慣の一つ。
Profile
1996年生まれ。日本とブラジルのルーツを持つ阿部ジュリア。2019年にはペインティング作品の初個展を開催するなど、モデルだけでなく、アーティストとしても活動をスタートさせる。
高橋らら
Valentino Garavaniのバッグ
Q. スタイリングのポイントやエピソード
「ブライトカラーのValentino Garavaniのバッグに、ブラックのパテントレザーでパンチをプラスしました。お気に入りのアートを背景に、心地よい空間で撮影しました」
Q. おうちで過ごす時のパートナーは?
「ゴシップガール!」
Q. 新しいフェーズを迎える節目の時代を、ポジティブに乗り越えるために心がけていることは?
「外出自粛期間を経て、おうちにいる時間が増えたので、ワークアウトの頻度を増やすように心がけています」
Profile
2002年生まれ。国内外の雑誌や広告で活躍し、Off-White ℅ Virgil Abloh™ 20SSコレクションにてランウェイを歩いた高橋らら。ここ数シーズンはパリコレ常連でファッションアイコンとしても注目。
中島沙希
Miu Miuのジャケット
Q. スタイリングのポイントやエピソード
「Miu Miuのジャケットには、お気に入りのヴィンテージワイドパンツを合わせました。ヘアメイクもナチュラルにして、観葉植物とともにパーソナルな部分を出すようにトライしました」
Q. おうちで過ごす時のパートナーは?
「時間を気にせず多くの映画やドラマを見ること。気になっていた作品やオススメされた作品を観て、友人とお互いの“楽しい”を共有できることが幸せでした」
Q. 新しいフェーズを迎える節目の時代を、ポジティブに乗り越えるために心がけていることは?
「目標を明確にして、前に進み続ける気持ちが大切だと実感しました。そして人と会うことが何よりも明るい気持ちにしてくれて、周りにいる人への感謝に気づけた」
Profile
1995年生まれ。福岡でキャリアをスタートし、2017年から東京に拠点を移した中島沙希。国内外のモード誌を中心に、最近はカルチャー誌などさらに活躍の場を広げる。
新井貴子
Gucciのバッグ
Q. スタイリングのポイントやエピソード
「キメすぎないようにラフなワイドパンツを合わせました。Gucciのバッグと同系色で、NYのThe Frankie Shopで購入したジャケットからシャツの襟を出したのもポイント」
Q. おうちで過ごす時のパートナーは?
「身体のためになる栄養管理と、たくさんの映画や動画を観て視野を広げながら学びを得ること」
Q. 新しいフェーズを迎える節目の時代を、ポジティブに乗り越えるために心がけていることは?
「どんなことでも感謝の気持ちを持ってポジティブマインドで捉えること。新しいやり方や進め方を好奇心に変えて取り入れていきたい」
Profile
1990年生まれ。つややかな黒髪がアイコニックな新井貴子。18SSコレクションを皮切りに、トップメゾンのショーやキャンペーンに出演。現在はNYを拠点に活動中
畠山千明
Pradaのブラウス
Q. スタイリングのポイントやエピソード
「フリルブラウスにJohn Lawrence Sullivanのホットパンツ、Chloéのロングブーツで60sライクに。麦わら帽子はヴィンテージショップで、あまりのツバの広さに一目惚れしました」
Q. おうちで過ごす時のパートナーは?
「ティーバッグをたくさん購入して、お茶を飲むことを楽しんでいます。映画を見ている時や食事中、香り立つお茶があると幸せな気持ちになります。
Q. 新しいフェーズを迎える節目の時代を、ポジティブに乗り越えるために心がけていることは?
「物事の正しさを測るものさしは人それぞれ。誰かと自分を比べたり非難したりせず、マイルールに沿って過ごすこと」
Profile
ヴィンテージショップバイヤー、フリーモデルを経て2017年にモデル事務所に所属した畠山千明。バズカットの火付け人であり、独自のスタイルとセンスの高さからスタイリストとしても活躍する。
Edit & Text: Nozomi Urushibara