「Louis Vuitton」の旅へ。古都ランス、バルセロナなどを巡る4冊がローンチ
ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)より、旅をテーマにした書籍4冊が登場した。アーティストがイラストで旅を描く『トラベルブック』にはバルセロナ、モロッコ、サントペテルブルグをテーマにした新刊が加わり、『シティ・ガイド』ではフランスのランスをフィーチャーした1冊がローンチされた。2020年5月15日(金)発売。
これまで20年以上にわたり、独自に出版も手がけてきたルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)。”旅”をテーマにした3つのシリーズ『シティ・ガイド』、『トラベルブック』、写真集『ファッション・アイ』を含め、書籍タイトル数は100を超えている。
今回発売される『シティ・ガイド』の新刊は、フランスの古都ランス特集。パリからTGVで45分でアクセスできるランスは、代々のフランス国王が戴冠式を行った古都であり、シャンパーニュ地方の中心都市。本作ではランスからエペルネーにいたるシャンパーニュ地方全体を網羅しており、もちろんヴィンヤードも多数紹介。ほかにも、素晴らしいレストランやワインツーリズム、新しいバー、そしてアートシーンなど150を超えるおすすめスポットが掲載されている。
そして、今年の葡萄収穫までの期間限定で、『シティ・ガイド レンヌ』のモバイルアプリケーションがApp storeより無料でダウンロードできる。ぜひお試しを!
LOUIS VUITTON CITY GUIDE REIMS
発売日/2020年5月15日(金)
取り扱い/ルイ・ヴィトン ストア、louisvuitton.com
価格/¥2,500
そしてこちら『トラベルブック』は、世界各国のアーティストが、訪れたことのない国を旅し、デッサン、彩色画、コラージュ、コンテンポラリー・アート、カートゥーン、あるいは漫画など、自由な手法で表現する、まさにアートブックのようなシリーズ。
今回は、フランス人アーティスト、マルク・デグランシャン(Marc Desgrandchamps)がバルセロナを、 マルセル・ザマ(Marcel Dzama)はモロッコを、アメリカのファッションイラストレーター、ケリー・ビーマン(Kelly Beeman)はサンクト・ペテルブルクを繊細なタッチで描いた。
バルセロナを訪れたマルク・デグランシャンは、カメラを手に、街を歩き回ったという。そしてアビニョ通りに触発されて、ピカソの『アヴィニョンの娘たち』の新バージョンを描いたり、ジョージ・オーウェル広場では『カタロニア讃歌』の作者であるオーウェルの姿を描き加えた。存在(=現在)と不在(=過去)が共鳴しあう、デグランシャンの世界へも誘われるブックとなった。
モロッコを訪れたのは、ドローイングだけでなく、コラージュやインスタレーション、ビデオも手がけるマルセル・ザマ。スケッチブックを手に、”発見する人”というスタンスで、スークやタンジェ、マラケッシュなどを訪れた。
秋のサンクト・ペテルブルクに3週間滞在したケリー・ビーマンは、事前に知識を得ることなく旅立ち、劇場や宮殿、ペトロパヴロフスク要塞、ネヴァ川の跳ね橋などへと足を運んだ。そして、ブルックリンのスタジオに戻ってから、記憶を探り、空想を膨らませながら創作したという。
それぞれのアーティストの作品を通じて、旅を追体験できる「トラベルブック」。作品を感じることで、より鮮明に”旅”が自分の中に広がっていくはず。すぐには行けない今だからこそ、バーチャルな旅へ誘ってくれるガイドブックを、ゆっくりと楽しんでほしい。
なお、 2020年5月15日(金)より、ルイ・ヴィトン 公式サイト、公式YouTubeチャンネルにおいてアーティストのインタビューが公開される。こちらもぜひチェックして。
LOUIS VUITTON TRAVEL BOOK
発売日/2020年5月15日(金)
サイズ/28×19cm
価格/¥5,400
取り扱い/ルイ・ヴィトン ストア、louisvuitton.com
LIMITED EDITION
各30部限定。シリアルナンバー、アーティストのサイン、オリジナルのリトグラフが収録されている。一部のルイ・ヴィトンストアで発売。
LOUIS VUITTON
ルイ・ヴィトン クライアントサービス
TEL/0120-00-1854
Text:Hiromi Mikuni