KAWSの作品がハチ公前に!? “ARアート”アプリが登場
両目が「×印」のキャラクターで世界的な人気を集めるアーティスト・KAWSが、ヴァーチャル空間のアートプラットフォームを制作するAcute Artと共に、最新の表現手法を使ったARアプリ『EXPANDED HOLIDAY』を発表。
ニューヨークを拠点に活動する現代アーティスト・KAWS。昨年も富士山を背景に超巨大アートワークを展示するなど、世界中で話題を集めた(※1)KAWSだが、今年はAcute Art と共同で『EXPANDED HOLIDAY』と題したまったく新しい“AR彫刻”に挑戦。これは、スマートフォン用ARアプリを使って、実在の風景に代表的な作品の一つである“コンパニオン”を表示し鑑賞できるというもの。アプリは、App storeとGoogle Playから無料ダウンロード可能だ。
今回の『EXPANDED HOLIDAY』では、無料版と2種類の有料版サービスを提供。アフリカ、アジア、オーストラリア、ヨーロッパ、中近東、北米、南米など世界12カ所のランドマークに、計12体の巨大“コンパニオン”をヴァーチャル・パブリックアートとして展示する。(期間限定の無料サービスは2020年3月26日まで。)
<世界12カ所の展示場所>
1 ドーハ(MIAパーク ー イスラム美術館)
2 香港(香港観覧車)
3 ロンドン(ミレニアム・ブリッジ)
4 メルボルン(ビクトリア国立美術館)
5 ニューヨーク(ブルックリン美術館)
6 ニューヨーク(タイムズ・スクエアー)
7 パリ(ルーヴル・ピラミッド)
8 サンパウロ(イビラプエラ公園)
9 ソウル(東大門デザインプラザ)
10 台北(国立中正紀念堂)
11 タンザニア(セレンゲティ国立公園)
12 東京(渋谷スクランブル交差点)
一つ目の有料版「AT THIS TIME (EXPANDED) 」では、45cmのARコンパニオンをアプリ内のカメラで好きな場所に配置し、さまざまな角度から静止画と動画を撮影・保存することができる。コンパニオンは全3種で、価格は1種類のみ860円/7日間、3種類3800円/7日間ほか。詳細はアプリ上でチェック。
もう一つの有料版「COMPANION (EXPANDED) EDITION OF 25」は、世界で25個のみ販売される特別限定エディション。25体のARコンパニオン(180cm)の中から、1体を永久に所有する権利を購入できる。オーナーは自身の所有する作品を非公開にすることも、他のアプリユーザーに向けて一般公開することも選択可能。Acute Art の公式サイトで販売され、価格は10,000 USドル(約1,114,000円)だが既に完売!なお、本エディションはAcute Artを通して転売できるため、今後購入できるチャンスがあるかもしれない。
遊び心に溢れるKAWSの新しいヴァーチャルアート体験を、どうぞお見逃しなく!
※掲載情報は3月17日時点のものです。
開催日や時間など最新情報は公式サイトをチェックしてください。
KAWS 「EXPANDED HOLIDAY」
会期/開催中〜2020年3月26日(木)
※無料版サービスの期間
会場/東京・渋谷スクランブル交差点ほか、世界11カ所
※無料版サービスの展示場所
URL/app.acuteart.com (Acute Art公式サイト)
Text : Akiko Kinoshita