Rina Sawayama最新作「STFU!」、イギリスの人気レーベル”Dirty Hit”より発売!
ロンドンを拠点に活動するアーティスト Rina Sawayama(リナ・サワヤマ)が、イギリスの人気レーベル"Dirty Hit"よりファーストシングル「STFU!」を発売。MV公開後は約24時間で約36000ビュー、Spotifyは約45,000回、11か国でSpotify"New Music Friday"にリストアップされるなど、早くも全世界から注目を集めている。
日本に生まれ、家族とともに5歳でイギリスに移住したRina Sawayama(リナ・サワヤマ)。ケンブリッジ大学へ進学し、その後アーティスト活動を本格化、モデルとしても「Versus Versace」はじめ「adidas」などのキャンペーンなどで活躍し、2017年にはミニアルバム『RINA』をリリース、ポップシンガーとして楽曲を発表してきた。
そんな彼女が、The 1975、Wolf Alice、Pale Waves、The Japanese House、No Romeなど人気アーティストが所属するイギリスのレーベル「Dirty Hit」と契約。2019年11月22日、移籍後初となるシングル「STFU!」がリリースされた。
「STFU!」のテーマは、”マイクロアグレッション”つまり、”悪意のない小さな差別的な言動や行動”に対する怒りを解き放つこと。
Rinaは「欧米で過ごしてきた日本人の女性として、あまりにも多くの偏見に晒されてきました。例えば、性的な偏見、Lucy Liu とかCho Changとの比較、アンオフィシャルな東京のPR大使になったこと(私は4歳で、この西洋が盲目的に夢中になっている街を飛び出したのに!)、闇雲にアジアの言葉で挨拶してくる人たち(ニーハオ!とかコンニチワ!とか)、切れ長の目を茶化してくる人たちにも。」と語っている。
そして「ここ数年、私はこういったマイクロアグレッションに対してコメディで対抗してきました。アジア系の友人たちと、あまりにも稚拙な差別体験を笑い合い、絆を深めてきました。ユーモアを通して、私たちは傷を癒し、前へ進むことができるのです。
これこそが『STFU!』が象徴するものです。沢山の人がまるで”褒め言葉”かのように私に言ってきた笑ってしまうような偏見と(特に最初のデートみたいなシチュエーションで)、小さな差別意識を、曲の中で凝縮していくことは、まさにセラピーのような体験でした」と、コメントしている。
小さく積み重ねられていく偏見や差別意識への怒りは、その悪意のなさにやり場を失ってしまうこともしばしば。Rina Sawayamaは、怒りながら、笑い飛ばしながら、音楽として、映像として、作品を作り出していく。本作では、ニュー・メタルを取り入れたサウンドと”怒り”の相乗効果が激しく、MVでの黒髪を振り乱す”貞子”(?)のようなイメージなど、思わず爆笑してしまうのだが、そこには不思議な爽快感がある。まさにカタルシス!
彼女は現在、アルバムの最終制作段階に入っているという。リリースされたばかりの「STFU!」とRina Sawayamaのこれからをぜひチェックして!
Rina Sawayama「STFU!」
URL/avex.lnk.to/Rina_STFUPR
Text:Hiromi Mikuni