新ムーブメント到来! 香りにまつわる12のニュース
よりライフスタイルに寄り添って、香りを楽しむようになった現在。フレグランスのあり方にも変化が出て来た模様。注目の香水トピックスをご紹介!(『ヌメロ・トウキョウ(Numero TOKYO)』2019年11月号掲載)
1.バラの名香がポジティブで自由な現代の香りへと進化
女性美を優雅に体現してきた「ローズ ゴルデア」に、つぼみのバラのようにフレッシュな新作が。グリーンパパイヤなどが加わって個性も感じさせる香りへ。2.新たな三部作の第一弾は新進の女性写真家とのコラボ
モデルで写真家のケイト・アンダーウッドが参画。ゲーテの戯曲『ファウスト』をテーマにしたスパイシーなフローラルトーンでユニセックスな魅力を放つ。3.透き通るような金木犀のアロマを持ち歩く愉しみ
ブランドを代表する「コレクションノワール」の香りが、アトマイザー付きのポータブルサイズに。
4.女性にも絶大な人気を誇るあの香りがアップデート!
ジョニー・デップのCMでおなじみの「ソヴァージュ」から、より軽やかで甘美、ジェンダーレスに楽しめるパルファンがリリースに。ベルガモットとウッディアロマの絶妙な調和は健在。
5.“香りのドレス”、次なる一作はプリーツのアロマ!?
リトルブラックドレスからインスピレーションを得た人気ラインの新作は、クルーズをテーマにしたプリーツドレスを連想させる一品。香りはクリーンビューティを気取れる、清々しいフローラル。
6.香水をヴィジュアライズして楽しむのが新ムーブメント
芳香付きのスキンステッカーに、香るセラミックをセットするブローチ……ディプティックが新たに提案するのは、香水を目に見える形で取り入れること!
7.洗練のラグジュアリーフレグランスからの幸福論とは?
創始者は世界的なコニャックメゾンに生まれ、真のリュクスを追求するキリアン・ヘネシー。ハネムーンを主題にしたこちらは、マンゴーやココナッツが多幸感をあおるグルマン系。シックなクラッチ形のボックスが目も喜ばせる。
8.秋の花のかぐわしさはレイヤー使いで味わい尽くす
フローラノーティス ジルスチュアートの新しい香りは、金木犀が柔らかく香る、どこかノスタルジックな香調。オイルとミルクの重ねづけでより印象的な香り立ちに。
9.“自然の恵みと自己の再生”をテーマにしたニューカマー
負の感情から心を解き放つとされる地中海の花「ヘリクリサム イタリカム」を全製品に使用した、ミラノ生まれのブランドがローンチ。イチジクをミドルに据えた、甘く柔らかな芳香に注目を。
10.ルーブル美術館にビュリーのブティックがオープン!
今年7月から2020年1月6日まで、期間限定でパリ・ルーブル美術館にオフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリーのポップアップショップが誕生。著名な8人の調香師がルーブル美術館の代表的な収蔵作品にインスパイアされ、クリエイトした8つの香りが並ぶ。美しいショップの内装にもご注目!(www.buly1803.com/ja/109-du-musee-au-parfum)
11.大胆不敵でこの上なくアーティ! ナーズから香水が初登場
表現されているのは白と黒、光と闇に代表される“コントラスト”。ティアレの花がスモーキーに香り、トロピカルにして都会的、逆説を多分にはらんだモダンなフレグランスが生まれた。
12.“ヴェネツィアの香り”がアルチザンなボトルでお目見え
天然素材を贅沢に用いヴェネツィアの街を表した話題のシリーズから、まるでアートピースのように美しいレザーを纏ったボトルコレクションが登場。
Cutout Photos : Maya Kajita Illustration : Nozomi Yuasa Text : Chihiro Horie Edit : Hisako Yamazaki