コムアイらが共演! 多様性を奏でる音楽イベント「True Colors BEAT」@代々木公園
多様性あふれる社会を目指して、1年間にわたって開催される「True Colors Festival ー 超ダイバーシティ芸術祭 ー」。その第2弾として2019年10月22日(火・祝)、コムアイ(水曜日のカンパネラ)や大友良英ら国内外のアーティストが共演する音楽イベントが代々木公園野外ステージ&イベント広場で開催される。気になるその内容とは?
2019年9月〜2020年7月まで、1年にわたって開催される「True Colors Festival ー 超ダイバーシティ芸術祭 ー」。障がい・性・世代・言語・国籍など、あらゆる多様性の下にみんなが支え合う社会の実現を目指し、観て・学んで・参加できる多彩なプロジェクトを打ち出していく。
なかでも「True Colors パフォーミングアーツ」では、ダンス・ミュージカル・音楽ライブ・演劇・ファッションショーなど、多彩な身体表現を展開。さる9月10日には、渋谷ストリーム前の稲荷橋広場にて、障がい者8人による世界的ブレイクダンスチームのILL-Abilities(イルアビリティーズ)を迎え、日本のトップダンサーたちによるダンスバトルイベント「True Colors DANCE」を開催し、大きな盛り上がりを見せたばかり。
続く第2弾として10月22日(火・祝)に開催されるのが、「True Colors BEATS 〜Uncountable Beats Festival〜」。ディレクターを務めるのは、アルゼンチンを代表するアーティスト、サンティアゴ・バスケス。ハンドサインを駆使し、多数のミュージシャンによる即興演奏を行う独自のメソッド「Rhythm with Signs」で世界的に注目を集める存在だ。
海外からのゲストアーティストには、原田郁子(クラムボン)や相対性理論との共演で日本でも高い人気を誇るアルゼンチンのシンガーソングライター、フアナ・モリーナや、アルゼンチンを代表するヒューマンビートボクサーのモロ・モージャ、日本とアイルランド双方にルーツを持つトラックメーカー/シンガーのErmhoi(エルムホイ)らが登場。
日本からは、コムアイ(水曜日のカンパネラ)、水曜日のカンパネラ×オオルタイチによるバンドYAKUSHIMA TREASURE、NHK連続テレビ小説『あまちゃん』や大河ドラマ『いだてん』の音楽で知られる大友良英、新進女性ソロアーティストのxiangyu(シャンユー)らが参加。
国籍や年齢、障がいの有無を問わず、同じステージ上でともにリズムを刻み、いま/ここだけの新しい音楽を奏でるという。
さらにこのステージには、一般からの参加も可能。10月19日(土)・20日(日)、簡単な言葉と身振り手振りを通じて楽器や音の出るもの、声などでリズムを奏でる「True Colors BEATSワークショップ」への参加を経て、本番のステージに立つことができる。(※10月17日(木)までに事前応募が必要。詳しくは公式サイトへ)
またマーケットでは、「100年先の世界を豊かにするための実験区」をコンセプトに新しい価値の創造に取り組む「100BANCH」の協力のもと、さまざまなフードやドリンク、クラフトの販売やワークショップなどを同時開催。パンの耳を使って作った社会貢献なビール「bread beer」や、コオロギラーメンなどで知られる地球を味わうレストランANTCICADA(アントシカダ)、多様なアイデンティティを持つアーティストによるアートを落とし込んだプロダクトを展開するMUKUなどが出店し、フェスティバルを盛り上げる。
フードとクラフト、そして多様な人々によるさまざまなリズムとテンポが融合を果たす、かつてない試み。果たしてどんな響きが生まれるのか? その答えをぜひ、みんなで奏でよう…!
超ダイバーシティ芸術祭
「True Colors BEATS 〜Uncountable Beats Festival〜」
会期/2019年10月22日(火・祝)
会場/代々木公園野外ステージ・イベント広場 東京都渋谷区代々木神園町2-1
時間/マーケット:12:00〜18:00 ライブ:14:00〜18:00
入場料/無料(申し込み不要)
※荒天の場合は中止になる可能性あり。出演者やタイムテーブルなど詳細は下記サイトを参照
URL/truecolors2020.jp/program/beats/
Text:Keita Fukasawa