「Saint Laurent」2020年春夏メンズコレクション セレブの街、LAマリブで開催 | Numero TOKYO
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「Saint Laurent」2020年春夏メンズコレクション セレブの街、LAマリブで開催

サンローラン(Saint Laurent)がアメリカ・ロサンゼルスのマリブビーチにて、春夏メンズコレクションを発表。2018年、ニューヨーク・マンハッタンの夜景を臨む壮大でラグジュアリーな特設会場での発表に続き、2年連続アメリカでの開催となった。

「近年のマラケシュを彷彿とさせるロサンゼルスをその地に選びました」とクリエイティブ・ディレクターのアンソニー・ヴァカレロ(Anthony Vaccarello)。マリブビーチは、ロサンゼルの北側に位置し、映画界、音楽界の有名人や富裕層が数多く住むセレブな街。その海辺にある人気のレストランParadise Cove Beach Cafeの波打ち際に、サンローランは大掛かりな特設ランウェイを作った。

この日マリブは、サンローランへと向かうブラックの高級車であふれ渋滞に。真っ黒のサンローランバリケードがクール!


浜辺のショー会場に向かうゲストたち。


波打ち際ギリギリの砂浜に作られたランウェイ。

サンローランのビーチサンダルに履き替えたゲストたちは、ショー開始まで砂浜でシャンパンタイム。このところ少し肌寒いLA。あたたかい焚き火にあたりながら、夕暮れのひと時を楽しんだ。

ショー会場の隣に併設されたアフターパーティ会場のインテリアは、ムッシュ イヴ・サンローラン、ザ・ローリング・ストーンズが愛したモロッコのマラケシュ風。こちらは、ゲストに配られたクールなサンローランのビーチサンダル。

マリブビーチには、世界からさすがLA開催!と思わせてくれるスーパーゴージャスなメンバーが集結! キアヌ・リーブス(Keanu Reeves)をはじめ、ヴィンセント・ギャロ(Vincent Gallo)、Numero TOKYO7・8月合併号のカバーモデル、ヘイリー・ビーバー(Hailey Bieber)、ニコール・リッチー(Nicole Richie)などが会場に駆けつけた。


キアヌ・リーブス(Keanu Reeves)


左:キアヌ・リーブス(Keanu Reeves) 右:サルマ・ハエック(Salma Hayek)


左:トニー・ワード(Tony Ward) 右:ヴィンセント・ギャロ(Vincent Gallo)


中左:ヘイリー・ビーバー(Hailey Bieber) 中右:トミー・ドーフマン(Tommy Dorfman)


左:アンバー・ヴァレッタ(Amber Valletta) 右:ローラ・ダーン(Laura Dern)


ニコール・リッチー(Nicole Richie)


キース・スタンフィールド(LaKeith Stanfield)


中右:アンソニー・ヴァカレロを囲むモデルたち

サンセットタイム8pmから始まったショー。マリブビーチの波際を歩くモデルたちが醸し出したスピリットは、ミック・ジャガーの自由奔放なアティチュードとセルジュ・ゲンスブールのパリジャンらしい自然体なスタイル。「ミック・ジャガーと次のコンサートツアーの打ち合わせをした時、彼がワードローブを見せてくれたのがきっかけとなった」というアンソニー・ヴァカレロ。1975年に行われたザ・ローリング・ストーンズの伝説のコンサートツアーからディテールや色使いを取り入れ、時代を超越した究極のボヘミアンムードを表現したコレクションが登場。

若い頃のミック・ジャガーを彷彿とさせる、アンニュイでセクシー、ちょっと危険な香りがするルックを纏ったモデルたち。

ジェンダーレスなムードやウィメンズも登場した。

印象的なイーストミュージックに、時おり打ち寄せるパシフィックオーシャンの波の音が共鳴し合う、心地よい時間。リラックスしながらもラグジュアリーな気分に浸れたショーは、今までに体験したことがないもので、さすがサンローランと思わせてくれる究極に贅沢な時間だった。

Photos:Courtesy of Saint Laurent
Text:Aika Kiyohara

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