松尾貴史著『違和感のススメ』のススメ。トーク&サイン会も!
先日、小誌の連載コラム「今月の映画」でもお馴染みの、松尾貴史さんの新刊『違和感のススメ』が発売されました。
「ある時は政権に、ある時は大手メディアに、またある時は世の中の流行に……。この国のあらゆる“しっくりこない” に松尾貴史が物申す」
という内容になっています。松尾貴史さんはこの「しっくりこない」をなかったことにできないタイプであるとご自身でおっしゃっていますが、読み進めるうちに、よくよく自分のことを振り返ってみると「何か違う」「何か気になる」「なぜかモヤっとする」ことを自分が自分でどれだけ無視してきたことか! そのことに気づき、恐ろしささえ感じました。今この瞬間にも「後で考えよう」と放置して忘れていってしまうことがあるし、そうこうしているうちにどんどんアンテナが鈍り出して何も「違う」と感じられなくなるかもしれない。。。それも恐ろしい話です。
そんな私にこの本は、感じたことのあるモヤモヤの正体を教えてくれたり、自分ではまったく何も感じていなかったことの異常さを教えてくれたり(ひえ〜)しました。でもまったく小難しいことはなく、アイロニーとユーモアにムフフしてしまう本でもあるのです。みなさんも、かゆいところに手が届く気持ちよさや、目からウロコの驚きや、背筋がスーッとしてしまう恥ずかしさを感じてぜひ悶絶してください。
発売記念トーク&サイン会
2019年3月8日(金)東京・八重洲ブックセンター本店
2019年3月20日(水)大阪・紀伊國屋書店天王寺ミオ店
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