Photo:Dior
編集長・田中杏子の 2018年秋冬パリコレ日記。
60年代のモード雑誌の誌面やビジュアルがコラージュのように敷き詰められたディオールのショー会場。「Remember 1968」ミニスカートの台頭など女性たちのファッションに革命が起きた年からちょうど50年。かつて、ダイアナ・ヴリーランドが、“youthquake(ユースクエイク)”という言葉で表現したように、ファッションに革命を起こした若者たちのスタイルーーライダース、メンズジャケット、ワークブーツ、デニムetcーーあの頃のビートや変化したモードのルールからマリア・グラツィア・キウリはインスパイアされ、リバイバルともとれるコレクションを発表しました。
レトロなパッチワーク柄をエレガントなシェイプで仕立てたドレスや、トラッドなチェック×繊細なレースのスタイリングのように、懐かしさを新鮮に、カジュアルな素材をラグジュアリーにと、ルールに縛られないミックススタイルの提案が新しい!
Photo:Diorマリア・グラツィア・キウリが”いま” のファッションに革命を起こすかのごとく勢い感じるコレクションでした。
Dior
クリスチャン ディオール
URL/www.dior.com
Profile
田中杏子Ako Tanaka
統括編集長。ミラノに渡りファッションを学んだ後、雑誌や広告に携わる。帰国後はフリーのスタイリストとして『ELLE japon』『流行通信』などで編集、スタイリングに従事し『VOGUE JAPAN』の編集スタッフとして 創刊から参加。シニア・ファッション・エディターを務める。2005年 Numéro TOKYO編集長に就任し2007年2月創刊、2025年3月まで務める。現在は統括編集長として本誌のヴィジュアル全般、デジタルやSNS、ECなどNuméro事業全体を担う。2021年、新プロジェクトrabbitonを立ち上げる。著書 『AKO’S FASHION BOOK』(KKベストセラーズ刊)。
Twitter: @akotanaka Instagram: @akoakotanaka
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