今季のトレンド“ポップ”をキース・ヘリングから学ぼう!
80年代のアメリカ美術を代表するアーティスト、キース・ヘリング。ポップかつ強いメッセージの込められた彼のアートは、誰もが目にしたことがあるはず。今季のトレンド“ポップ”に合わせて、今こそ再注目しよう!山梨県の中村キース・ヘリング美術館にて、大規模な展覧会を開催中。
ウォーホルやバスキアと並び、アメリカの現代美術の代表であるキース・ヘリング。1987年よりヘリングの作品を収集し、約200点も所蔵する中村キース・ヘリング美術館にて、長期的な展覧会「Drawing Social Impact キース・ヘリング:社会に生き続けるアート」を開催している。
本展では、亡くなる直前に完成した最後の作品、『オルターピース:キリストの生涯』を初公開。教会の祭壇のためのオルターピースとして、世界の教会と美術館9箇所に所蔵されている貴重な遺作だ。
Altarpiece: The Life of Chrits 1990
核放棄、反アパルトヘイト、エイズ予防、LGBTの認知など、社会的な問題にもアートを通じた発信を行い続けたヘリング。さまざまな問題をテーマにしながらも、ウィットに富んだ表現、見る人を明るくするポップさは、さすがキース・ヘリング!
今シーズンは、ドット柄など“ポップ”が注目キーワード。永遠に色褪せないキース・ヘリングの作品に、今こそ再注目を!
All Keith Haring Works © The Keith Haring Foundation
Courtesy of Nakamura Keith Haring Collection.
「Drawing Social Impact キース・ヘリング:社会に生き続けるアート」
会期/2018 年2月9日 (金)~2018年11月11日(日)
会場/中村キース・ヘリング美術館
住所/山梨県北杜市小淵沢町10249-7
入場料/一般 1000円、シニア 9000円、学生 700円、13〜18歳 500円
時間/9:00〜17:00
電話/0551-36-8712
URL/www.nakamura-haring.com/
Text:Akane Naniwa