Beauty / Editor's Post
CHANELの春夏メイクはナポリが舞台。
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CHANELの2018春夏メイクコレクションは、イタリアのナポリが舞台に。クリエイティブ メークアップ&カラー デザイナーのルチア ピカの生まれ故郷です。
ルチアが自分のルーツを探る旅に出て、長い歴史の中で滅びゆくものと、今も変化しながら引き継がれていくものが同居する街での発見を、色や質感、そしてテクニックにまで落とし込み創作しました。
ナポリを愛する彼女だから生み出せた、ニュアンスあるグリーンやイエロー、ゴールド、ブラックといった色彩豊かな美しいコレクションです。
彼女が旅した故郷のナポリの美しい景色。
コレクションのなかでもすでに話題となっている、こちらのリップパレット「プードゥル ア レーブル」は、ナポリに未だに残る古代フレスコ壁画に使われる伝統的なテンペラ技法からヒントを得て生まれたそう。
何が画期的かというと、右側のピンク色をしているのは、パウダー状のリップなんです。左側の透明なバームをまず唇に塗り潤わせてから、ピンクのパウダーを指でトントンと唇に馴染ませるという使い方!
絵画からヒントを得たぼかし効果で、にじむようにピンクに唇が柔らかく染まるんです。本当にモダンなロマンティックな唇に♡
来日したルチア ピカ。彼女のステートメントは、なんといっても真っ赤なリップ!赤いルージュをつける歓びをいつも教えてくれます。
Profile
山崎尚子Hisako Yamazaki
フリーランス・エディター。早稲田大学卒業後、出版社へ勤務。20代後半にロンドンへ2年間留学をして、London College of Communication(LCC)にてグラフィックデザインと写真を学ぶ。『VOGUE JAPAN』のビューティ・エディターを経て、『Numero TOKYO』創刊メンバーとして参加。ビューティ・ディレクター/エディトリアル・ディレクターとして、美容全般を手掛けた。現在Numero TOKYOにおいて、女優やモデルのビューティストーリーをはじめ、芸能関係のヴィジュアルページを担当。企業マーケティング、ビューティアドバイザーとしても活動。世界を巡る旅は、趣味を超えたライフワーク。