TWS渋谷の最後を飾る、展覧会は3人展
「トーキョーワンダーサイト渋谷」最後の展覧会が、開催中だ。
アートセンター「トーキョーワンダーサイト(TWS)」の2館目として2005年に開館した「トーキョーワンダーサイト渋谷(TWS渋谷)」。「TWS本郷」、「TWSレジデンス」とともに、若手クリエイターの支援やアーティストによる国際文化交流を目的とした展覧会を開催してきた。そんなTWS渋谷が、東京都現代美術館が運営する「(仮称)東京都渋谷公園通りギャラリー」として再整備されることにより、本展覧会をもって幕を閉じる。
開館から12年を迎えたTWS渋谷の最後を飾るのは若手アーティスト3人。「人間の知覚」や「自然/生命現象」をテーマに、インスタレーションやパフォーマンスなどの作品を発表する大野茉莉(おおの・まり)。木材、金属などの素材を楽器にし、聞いたことのないような音を用いた表現を試みる西原尚(にしはら・なお)。「アイデンティティ」をテーマに、自分の身体を用いた映像を軸にした作品を制作する潘逸舟(はん・いしゅ)。これまでにTWSで開催された「トーキョー・エクスペリメンタル・フェスティバル」や「レジデンス・プログラム」に参加した3人は、どんな表現を見せてくれるのだろうか。
10月1日より、「トーキョーアーツアンドスペース」として新たに生まれかわるTWS。ネクストステージへと向かうその気運を、TWS渋谷の締めくくりを飾る3人の作品を辿りながら感じてみよう。
「渋谷自在-無限、あるいは自己の領域」
会期/2017年7月29日(土)〜9月17日(日)
会場/トーキョーワンダーサイト渋谷
住所/東京都渋谷区神南 1-19-8 渋谷区立勤労福祉会館 1F
入場料/無料
時間/11:00〜19:00(最終入場は30分前まで)
休館/月曜日
TEL/03-3463-0603
URL/tokyo-ws.org
Text : Manami Abe