「カルティエ イン モーション」英デザイン・ミュージアムで開催!
ロンドンのデザイン・ミュージアムにて、建築家ノーマン・フォスターがキュレーターを務める「カルティエ イン モーション」が5月25日から7月28日まで開催!「カルティエ(Cartier)」の独創的なウォッチメイキングをデザインの視点から掘り下げる。
「カルティエ」のアイコニックな腕時計“サントス”と“タンク”が、デザイン・ミュージアムのコレクションに新たに追加。ケンジントン・ハイ・ストリートに移転リニューアルした同館の常設展「Designer Maker User」にて展示がスタートした。
サントス-デュモン リストウォッチ カルティエ パリ、1912 ゴールド、サファイアカボションレザーストラップ
Vincent Wulveryck, Cartier Collection © Cartier
タンク リストウォッチ カルティエ パリ、1920 プラチナ、ゴールド、サファイアカボションレザーストラップ
Vincent Wulveryck, Cartier Collection © Cartier
これを記念して、デザイン・ミュージアムの館⻑ディヤン・スジックと「カルティエ」は、ノーマン・フォスターをキュレーターに迎え、「カルティエ」とデザインをテーマにした展覧会を開催することを決定。”サントス”が、フォスター自身長く情熱を傾けている「飛行」から着想を得ていることが、依頼を引き受けたきっかけになったという。
2016年11月「カルティエ」のパリ オフィスで開かれたプロジェクトチームのミーティング
Emmanuel Schmitt © Cartier
「カルティエ イン モーション」では、ウォッチメイキングとモダンな腕時計の発明の歴史を語るにあたり、20世紀初頭の社会の大転換が重要な役割を果たしたことに着目。
6つのメインテーマで構成された展示会では、「カルティエ」のコレクション作品のほか、モナコ公国のコレクションやル・ブルジェ空港の航空宇宙博物館、ロックフェラー・センターから貸与された作品など、170点を展示する。
さらに「カルティエ」のアーカイブから発見されたスクラップブックの抜粋から、その背景にあるメゾンデザイナーの工夫やデザインの過程に思いを巡らすことも。
20世紀初頭の芸術や建築、旅行、そしてライフスタイルなど、激変する時代を垣間見ることのできる「カルティエ イン モーション」に、期間中ぜひ足を運んでみて。
CARTIER IN MOTION
会場/デザイン ミュージアム
住所/224-238 Kensington High St, Kensington, London W8 6AG、
日程/2017年5月25日(木)〜7月28日(金)
開館時間/10:00~18:00まで(最終入館は17:00)
毎月第1金曜日は10:00~20:00まで開館(最終入館は19:00)
入館料/無料
URL/designmuseum.org
Text:Anri Murakami