クルーズ旅の魅力のひとつに、オールインクルーシブがあります。そのサービスをクルーズ業界で初めて導入したブランドが、「リージェント セブンシーズクルーズ」。1997年のことです。また、世界で初めて全室スイート、全室バルコニー付きを叶えたクルーズ船が「セブンシーズマリナー」。これは2001年のこと。そして、このたび一大リノベーションを経たセブンシーズマリナー、満足度の高い“ウルトラ・ラグジュアリー”を体験してみませんか?
クルーズ業界で最初に取り入れた世界最高峰のオールインクルーシブ! 日本人スタッフも乗船
現在6隻、今年の年末には新造船が加わり7隻となる、世界で最も豪華なクルーズ船団、「リージェント セブンシーズクルーズ(以下、リージェント)」。そう呼ばれるのには、ワケがあります。

そもそもクルーズ船において“ウルトラ・ラグジュアリー”のカテゴリーには定義があります。小型の船であること、全室スイートであること、そしてオールインクルーシブであること。リージェントは、中でもオールインクルーシブの内容が「え、ここまで含まれるの?」と、驚くほど。
まず、無制限の寄港地観光。歴史・建築・文化・大自然などをテーマにした世界各地で4500以上の寄港地観光ツアーがラインナップし、無料で参加できます。ツアーの中にはプライベートツアーなど有料なものもありますが、毎日必ず無料で参加できるものが含まれています。

スペシャリティレストランが追加料金なく、利用できます。高級ワインや手作りのカクテルなども料金に込み。客室のミニバーはゲストごとにカスタマイズされ、こちらも毎日補充があります。


さらにスターリンクのWi-Fiや、スパ施設の無制限利用、チップ、ルームサービス、客室クラスによってはクルーズ前のホテル1泊、もちろんエンターテイメントショーなども込み。そして極めつけは毎日でも何枚でもランドリーをお願いできるバレーランドリーサービス(ドライクリーニングは別料金)までも! このステキなサービスのおかげで、衣類などの荷物を最小限にすることができるし、最終日にまとめてお願いしておけば、帰宅後の旅の後片付けもラクチンです。
先日、ILTMというラグジュアリー層向け旅行見本市で、リージェントのグローバルアンバサダーのスティーブ・オデル氏とアジア太平洋地区マネージングディレクターのリサ・パイル氏と会う機会に恵まれ、お話を伺いました。
「来年リージェントは35年を迎えます。開業当時、クルーズ市場にはオールインクルーシブのサービスを提供している会社はありませんでした。そこで他との差別化を図るために取り入れたのが、はじまりです。年月とともに革新を続け、内容も増えていきました。そして最後に加わったのが、ランドリー。今はこれ以上、含めるサービスがないくらいです」と、リサ氏。
「乗船したら、お財布を取り出してセイフティボックスに入れ、あとは何も支払わない。この体験を“プライベートヨット”のようなものだと、私達は表現しています」とスティーブ氏。
今回、セブンシーズマリナーのアジアクルーズに乗船したことを伝えると、
「リージェントが全室スイート、全室バルコニーの客船として2001年に発注した、世界で初めてのラグジュアリーオーシャンクルーズ船が、まさにセブンシーズマリナーです。特別な船なのです。昨年11月に全面的な改装を経て、新しくなったばかりです」とのこと。



そしてセブンシーズマリナーには日本人スタッフの笹木涼さんもレセプションに! 外国船のクルーズで日本語が通じるのは、なんてありがたい!

そんな特別かつ新しく生まれ変わったセブンシーズマリナーについて、詳細を見ていきましょう。
味覚を通してその土地を味わう、洗練の食体験
今回乗船したのは、セブンシーズマリナーのアジア周遊クルーズのうち、ホーチミンーシンガポールの8日間。
印象的だったのは、“食体験”! リージェントのいくつかの船にはゲストのワークショップのためにキッチンスタジオが設置されていますが、セブンシーズマリナーにはその代わりに「エピキュリアンエンリッチメントスタジオ」というスタジオが新設されています。
ここで担当シェフが寄港地にまつわる郷土料理や食文化、食材についてなどをレクチャー。私が参加した際のテーマは“米”について。アジアでは米と一重に言っても、地域によってさまざま。実際の稲穂に触れたり、スライドで説明や調理法などの説明受けたり、食に対する理解を深めます。

また、別の日にはフランス料理のシェフ、ベルナール・ギアス氏がコンステレーション・シアターのステージ上でデモンストレーションを開催。この方、フランス料理の最高権威である『フランス国家最優秀職人章(メートル・キュイジニエ・ド・フランス)』の称号を持つ、伝説のシェフです。軽妙な語り口で説明をしながらも調理の手を止めることなく、あっという間にベルナール流のアレンジを効かせた、ココナッツ・グリーンカレーとデザートが完成。その日のディナーに提供されました。

日々客室に届けられる船内新聞には「カリナリー・コーナー」があり、プールサイドに露店のようにシェフの調理台が並ぶ「グランドデッキ・ディナー・バーベキュー」や、ワゴン式のアフタヌーンティー、キャビア&シャンパンのイベントなど、毎日のハイライトがチェックできます。



リージェントが掲げるのは、“食を通して旅を見る”こと。地元の味を楽しむことで、その土地の理解がより深まり、旅の楽しさも広がります。
バトラーが滞在を豊かにする、心地いい客室

“ウルトラ・ラグジュアリー”の定義のとおり、セブンシーズマリナーは350の客室すべてがスイート。どのスイートもオーシャンビューで、99%がプライベートバルコニー付き。エントリーレベルでも広さ28平方メートル(うち、バルコニー約5平方メートル)を確保しています。


内部で歩けるほど広いウォークインクローゼットや、解剖学と人間工学に基づいた「エリート・スランバー」ベッドのエリア、ラウンジエリアも広々。イリー社のエスプレッソマシーンや、無料で映画を楽しめるオンデマンドテレビも用意されています。バスタブは客室によって、装備。コンシェルジュスイート(下から2番目)以上はクルーズ前のホテルの1泊もオールインクルーシブに含まれています。


滞在中は担当のアテンダントがさまざまなシーンでケアをしてくれました。ランドリーを届けてくれたり、ターンダウンサービスの最後にチョコレートを手渡してくれたり。コーヒーが飲めない私のために、電気ケトルを探してきてくれたことも。ゲスト700人に対し、クルーは459人。クルー1名が約1.5人のゲストを担当する、手厚いサービスもウルトラ・ラグジュアリークルーズならではの魅力でしょう。

スペシャリティレストランも追加料金なし、多彩なダイニング
ベジタリアンから熟成牛肉まで、あらゆる美食が楽しめるセブンシーズマリナー。どのレストランも予約さえ取れれば、追加料金なしで利用できます。
ラ ベランダ
朝食とランチはカジュアルなビュッフェ、ディナーは「セッテ・マーリ・アット・ラ・ベランダ」に名称を変え、本格的なイタリア料理のアラカルトをサーブ。ビュッフェは各国料理に加え、寄港地の郷土料理を取り入れたメニューが並びます。航跡を望む後部デッキのテーブルを選べば、クルーズ気分も盛り上がるのでおすすめ。日曜の朝食にはキャビア&シャンパンコーナーも登場します。



コンパスローズ
ノーブルなブルーを基調とした、落ち着いた風情が漂うオールデイのメインダイニング。美しいヴェルサーチの食器でコース料理が供されます。朝食では時にメニューに出ていないモノをすすめてくれることも。また、船内スパが提案するウェルネスメニューも選べます。


プールグリル
プール近くに位置する気軽に利用できるダイニング。オーダーを受けてから調理するハンバーガーや窯で焼き上げたピザ、新鮮野菜のサラダなど、アメリカンな軽食が揃っています。アイスクリームが美味。

シャルトリューズ
「ボンソワール」とフランス語で迎えられる、スペシャリティレストラン。パリを思わせるエレガントなインテリアに囲まれ、ちょっと背筋を伸ばして、現代的なフランス料理のコースを。ソムリエがおすすめするワインも、さすがのセレクション。席を立つ際に渡される小箱を部屋で開けてみると、中にはマカロンが。そんな演出も心にくい。要予約です。



プライム7
モダンなテイストを加えた、クラシックなアメリカン・ステーキハウス。ニューヨークストリップやポーターハウス、骨付きリブステーキ、フィレミニョンなど、ステーキの王道を揃えつつ、丸ごと1匹のロブスターやシーフードプラッターなどの魚料理も。要予約。



次回は無料でもここまで充実!の寄港地ツアーをご紹介します。
リージェント セブンシーズクルーズ
https://jp.rssc.com/
Photos & Text: Chieko Koseki
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