2025年、Numero TOKYO編集部のエディターが実際に購入し「買ってよかった」と感じたベストバイアイテムを紹介。使いやすさや心地よさ、長く付き合えることを基準に選ばれたのは、仕事やライフスタイルに自然と寄り添う相棒のような存在。それぞれの購入ストーリーとともに、リアルな愛用品をお届け。(ファッション業界人編はこちら)
「ネオヒーラー」のマッサージ器

田中杏子|統括編集長
「体のこりや痛みを感じたときに、さっとケアできる『ネオヒーラー』。ダメージがある部位に反応してくれる機器で、握るだけで使える手軽さも◎。映画やテレビを見ている時間や移動中、ベッドの中など、シーンを選ばず手に取っています。手のひらにすっぽり収まるサイズ感で、使い心地もとてもいい。充電いらずでコンパクトだから外にも持ち出しやすく、日々の体メンテナンスの強い味方になっています」
「アメディオ」のフェイスマスク

田中杏子|統括編集長
「フェイスマスクはいろいろ試してきましたが、これは翌朝の肌がちゃんと違うと実感できた一枚。お風呂上がりから寝る前のリラックスタイムに、美容セラムとセットで使っています。ラップ療法から着想された高密着タイプで、第二の皮膚のようにぴたっと密着する感じがとにかく気持ちいい。剥がしたあとの肌がふっくら整っていて、調子を立て直したい日に頼りたくなります。ここぞというタイミングで使いたくなる、肌メンテナンスの救世主です」
「スクリスタ」のローズクオーツリング

水戸美千恵|編集長
「友人のデザイナー・TOMOEさんが手がけているジュエリーブランドで、天然石を身につけることで自然をもっと身近に感じてほしい、という想いにまず惹かれました。英国宝石学FGAを持つ彼女が選んだ天然石を、日本の伝統工芸士が手作業で仕立てているという背景にもぐっときます。肌なじみのいいローズクォーツを、オリジナルのステップカットでモダンに仕上げているのもポイント。シンプルなワンピースやデニムの日にアクセントとして身につけることが多く、ゴロンとしたストーンのボリューム感がどこかおもちゃみたいで愛着が湧きます」
「マックスマーラ」のテディベア コート

岸本佳子|ファッション・ディレクター
「今年2月、ミラノで購入したキャメルの『テディベア コート』。実は赤、黒に続いてこれで3着目ですが、どのカラーもどんなスタイリングにも合わせやすく、デザインもタイムレスで長く付き合える一着です。仕事からプライベートまで、シーンを選ばず活躍してくれます。防寒性も高く、白Tの上にさっと羽織るだけでしっかり暖かいのに、とにかく軽くて肩が凝らない。華やかさと実用性を兼ね備えた、冬の装いをやさしく守ってくれるボディーガードのような存在です」
「エントワフェイン」のハット

新藤友紀子|ウェブ・コンテンツ・ディレクター
「夏に向けて、おしゃれで日よけにもなる帽子を探していて出合った、『エントワフェイン』のハット。Numero Closetで見つけて、思わず即決。実は以前にも同ブランドで似た形の帽子を持っていたのですが、紛失してしまい、新しい相棒を探していました。ブラックで甘すぎないレースと、涼しげな麻素材、レザーのストリングのバランスが絶妙で、大人っぽく被れそうだと思い購入。夏はもちろん、意外と冬も温かく、ヘアスタイルが決まらない日にも頼れる存在。これひとつでスタイリングが完成して、さりげなくおしゃれなムードを足してくれます」
「シチズンズ・オブ・ヒューマニティ」のタンクトップ

漆原望|コントリビューティング・ファッション・エディター
「四季の中でいちばん好きなのは夏。夏の定番といえば白Tシャツですが、私のユニフォームは断然タンクトップです。ここ数年の異常な暑さに、Tシャツすら無理…と感じて、生地面積の少ないものをと求めた結果たどり着きました。昨年出合った『シチズンズ・オブ・ヒューマニティ』のタンクトップがとにかく優秀で、今年はさらにカラーを追加。柔らかな肌触りと程よい厚みで、一枚でもインナーでも活躍してくれます。どんなスタイルにも合わせやすい頼りになる相棒です!」
「Muzuri Ware」の陶器

梶山史織|エディター
「イーストロンドンのデザイナーズヴィンテージショップ『files london』で見つけて、『このフォルム、唯一無二だな』と心をつかまれました。日本の工芸らしさを感じる質感に、ヨーロッパのモダンなムードが自然に混ざっていて、いかにもロンドンらしい出合い。晩酌のときにオリーブを少しのせたり、タコスパーティーではライムやトッピングを入れたりと、小さいのにしっかり存在感を発揮してくれます。高台がつくる立体的な影も美しく、使っていないときもつい眺めてしまう、食卓を彩るアートピースです」
ヴィンテージのゴールドジュエリー

阿部翔美|エディター
「今年はゴールドを集めたい気分で、ひとつは持っておきたいと思っていた一石ダイヤのシンプルなデザインを探していました。祐天寺の『studiolab404.com』で、この秋冬に買い付けたというジュエリーがずらりと並んでいて、その中で一目惚れ。物価も上がってきているので、これは早めに迎えたいと思い、購入しました。パーティのような華やかな場面から、カジュアルな装いに少しきれいめ感を足したい日まで自然になじむところもお気に入り。1990年代の同世代という背景にも惹かれて、これからも長く愛用したいと思っています」
「クレイロ」のレコード

松岡真琴|ジュニア・エディター
昨年から今年にかけて、いちばんハマったのが“クレイロ”の3rdアルバム『Charm』。好きなアルバムはレコードで手に入れるのがマイルール。これも迷わずゲットしました。針を落とす瞬間のワクワク感は、やっぱりデジタルでは味わえません。友達と3人でシェアハウスをしているので、流す音楽はかなり重要。このアルバムは、ヴィンテージ感のあるムーディーなサウンドと囁くような声が心地よくて、どんな時間もやさしく包んでくれます。休日に流しながら、みんなでダラダラ過ごす時間が最高。ピンクのレコード盤にも惹かれて、限定盤を選びました」
「トゥティエ」のショルダーバッグ

堀田真未|アシスタント・ウェブ・ディレクター
韓国の店舗で見かけて迷っているうちにオンラインが完売してしまい、ずっと気になっていた“ポメルミニバッグ”。先月オープンした日本の店舗で再会したときは、『ここで逃したら絶対後悔する…!』と思い即購入しました。きれいめを意識したい日に出番が多く、スマホと財布、リップがちょうど収まるサイズ感も優秀。仕事のサブバッグとしても使えて、上品なレザーのおかげでフォーマルな場面にも自然になじみます。小さいのに存在感があって、主張しすぎないブラスバーの装飾もお気に入り」
Edit:Naomi Sakai

