まるで海外リゾートのようなスケール感! ハレクラニ沖縄で超一流に触れる旅 | Numero TOKYO
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まるで海外リゾートのようなスケール感! ハレクラニ沖縄で超一流に触れる旅

ハワイで100年以上、世代を超えて愛される羨望のリゾート、ハレクラニ。世界で2軒目となるハレクラニ沖縄では、その伝統のホスピタリティを継承。そして広大な敷地を誇るリゾートは、すべてにこだわりに満ちた一級品でまとめられています。本物に触れる大人の旅が叶えられます。

美しい沖縄の自然に広がる、名門ハレクラニの世界で2軒目

沖縄本島・西海岸、国定公園として守られてきた恩納村の美しい海岸線に広がるハレクラニ沖縄。国道58号線から東シナ海に突き出した半島を丸ごとリゾートにしています。その広さは約8万7000平方メートル、海岸線はなんと約1.7キロ! 車が行き来する国道からは想像もつかない、夢のようなリゾート空間が広がっています。

リゾートのレイアウトは、アイコンであるオーキッドプールの正面に位置する「ビーチフロントウイング」、西を向いた「サンセットウイング」、そして岬の突端にヴィラ・エリアを配置。

ビーチフロントウイングには3つのプールや、インドアのプールやジャグジー、温泉、オールデイダイニング「ハウス ウィズアウト ア キー」、「スパハレクラニ」などのレクリエーション施設が揃っています。

一方のサンセットウイングは16歳以上限定の「オーシャンテラスプール」やファインダイニングの「シルー」、日本料理「AOMI(青碧蒼)」など、落ち着きのある雰囲気。ビーチフロントウイングとサンセットウイングとでは、エントランスも異なります。

ハレクラニのDNAである“七彩の白”に彩られた、気品あふれる客室

スタンダードルーム、スイート、ヴィラは共通して、「Seven Shades of White(七彩の白)」のコンセプトのもと、さまざまな“白”でまとめられています。そしてすべての部屋がオーシャンビュー! この気品あふれる白の空間が、沖縄の空や海のブルーをひときわ映えさせるわけです。加えて、広さは50平方メートル以上。ゆったりくつろげる間取りが、真のリラックスを与えてくれます。

バスアメニティは英国のROJA(ロジャ)。シトラスやフローラル、ウッド、アンバーなど、性別を問わず好まれる香りです。

なめらかな肌触りのリネン類と理想的な寝心地のSertaのドリームベッドが、深い眠りをお約束。朝、風にのって運ばれる波音に包まれながら横たわっていると、なんとも幸せな気持ちに満たされます。

ゲストルームはスタンダード7タイプ310室、スイートは6タイプ45室、ヴィラは5棟。憧れは独立型のヴィラ! 温水のプライベートプールと天然温泉を備えています。まるで気分はレジデンスを所有するセレブ!? ワンランク上のくつろぎの時間を味わえます。

沖縄の自然が育んだ食材を美味なる一皿に

4カ所のダイニング、1カ所のバーは、ジャンルも雰囲気も多彩です。イノベーティブレストラン「シルー」やハワイの本家と同様、クラブハウスサンドイッチが評判のオールデイダイニング「ハウス ウィズアウト ア キー」など、食をお目当てに訪れるゲストも。

今回は日本料理「AOMI(青碧蒼)」を体験。“空の青、海の碧、山の蒼”が美しい沖縄が育んだ豊かな食材に加え、各地から取り寄せた旬な味覚をふんだんに使った会席料理が供されます。コンサルティングシェフは「神楽坂くろす」の黒須浩之氏。和の伝統と現代の感性を併せ持つ黒須氏の繊細な料理は、“究極の引き算”とも称されています。

見上げるほど高い天井の店内は、深い青を基調とした和情緒漂う空間。カウンター席で握り寿司の会席コースをいただきました。

その日は本マグロの若魚の“よこわ”や“ミーバイ”の刺身に、鱒の幽庵焼きや茶わん蒸しなどの酒肴でお酒を楽しみつつ、赤身漬けや煮蛤、車海老に雲丹、とりがいなど、目に舌に美味しい握りが続きます。お品書きで次は何かがわかっていても、想像を超えたかたちで目の前に現れる握り……。日本人に生まれてよかったと、感謝したくなるコースでした。

翌朝は、人気の朝食「ハレクラニ沖縄 オリジナル ふわふわのスフレパンケーキ ヘーゼルナッツソース」を体験! リコッタチーズが入った“ふわもちっ”とした食感と、濃厚なヘーゼルナッツのクリームが口いっぱいに。あぁ至福! 一緒にシャンパン「テルモン ヘゼルブ ブリュット」といただけば、もう昇天! この幸せな朝食は「シルー」にて、いただけます。

10月25日獺祭ペアリングディナーを開催。青の余韻に耽る一夜を

この日本料理「AOMI」にて、世界で高い評価を受ける日本酒「獺祭(だっさい)」を迎えて、2025年10月25日限りの「青の余韻に耽る饗宴」が開催されます。

今回の特別な料理は、日本酒の熟成とともに味わいが深まることを象徴する“杉玉”の青の移ろいに着想を得たもの。杉玉を思わせる盛り付けに加え、獺祭の酒粕や新生炭酸水も料理に使用します。さらに、ニューヨーク州で作られる“DASSAI BLUE”を含む6種類の獺祭とのペアリングを堪能。

当日は獺祭のブランドディレクター松藤直哉氏、「AOMI」のコンサルティングシェフ黒須寛康氏も迎えての一夜。青の余韻をじっくり、ゆっくり味わいたいものです。

「青の余韻に耽る饗宴」
開催日/2025年10月25日(土)
料金/¥40,000(獺祭ペアリング、税サ込)
TEL/098-953-9530
オンライン予約

施術後は目がぱっちり! 感動のスパハレクラニ

「フォーブス・トラベルガイド2025」にて、ホテルとともに最高評価5つ星を獲得した「スパハレクラニ」。これは2年連続の快挙です。

そんなスパハレクラニでは、ハワイと沖縄にそれぞれ伝わる、伝統的な癒しのメソッドを融合。民間療法として知られる“命草(ぬちぐすい)”の、フーチバー(沖縄のヨモギ)や月桃を使用したトリートメントを体験できます。

シグネチャートリートメントは、クリスタルボールと音叉を使い、心身のバランスをととのえる「リストア バランス」と、ハワイのトリートメント“ロミロミ”をベースにした「バイタリティ」、月桃やフーチバー入りのハーバルボールを使う「リジュビネーション」の3つ。

このうち、「バイタリティ」を体験。セラピストのひじ下が背中をするーっと流れるロングストロークが気持ちいいこと! 血流がよくなったおかげで眼精疲労が解消されたのか、なんと目が大きくなりました! どうやら日々の疲れのせいで、知らず知らずにまぶたが下がっていたようです。

ハワイの言葉で“天国にふさわしい館”という意味をもつ“ハレクラニ”。リゾート内にはひとつひとつ吟味され、ハレクラニの審美眼にかなった一流品ばかり。美しいもの、上質なものに囲まれて、天国を全身で味わえる館です。

ハレクラニ沖縄
住所/沖縄県国頭郡恩納村名嘉真1967-1
www.okinawa.halekulani.com/

Photos & Text: Chieko Koseki

Profile

古関千恵子 Chieko Koseki 旅行ライター。リゾートやエコ、ダイビングなど、国内外のビーチにフォーカスして寄稿。ここ最近は国内のビーチの美しさを再発見し、全国津々浦々を探訪中。目指すは伊能忠敬!? Instagram:@chieko_koseki
 

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