旅がもたらす感情の交錯を美しく描いたルイ・ヴィトン2025秋冬ウィメンズ・コレクション。メゾンの旅の歴史をたどりながら、ウィメンズ アーティスティック・ディレクター ニコラ・ジェスキエールの独自の美学で過去と現在を融合させた。服に宿るあらゆるストーリーを、広瀬すずが大胆に映し出す。(『Numero TOKYO(ヌメロ・トウキョウ)』2025年9月号掲載)
物語を纏う、私だけのドレス

繊細なビジューがきらめく、スウェット地のドレス。生地にはウォッシュ加工が施され、まるで長い時を共に過ごしてきたような愛着を感じさせる。3本で1セットのリングを異なる指につけて、手元にも輝きを散りばめて。
モノトーンに映えるのは
自信を帯びた大胆なフォルム

纏うだけでモードな空気をもたらしてくれるポンチョコート。さっと一枚で羽織り、覗く足元にはロングブーツを。トランクにヒントを得たバッグ「プティット・マル」の装飾が、モノトーンの中にユーモラスな表情をプラスする。
ケープをなびかせ、未知の街へ

ニットのジャンプスーツにケープを重ねた、かつての旅人を思わせる装い。マニッシュなテイストの中に、エレガントなポインテッドトゥのハイヒールを合わせて女性らしさを取り入れて。柔らかな色合いと繊細なラインを表現した新作バッグ「エクスプレス」は、同系色を選んでスタイリングにクールな統一感を。
モダンに響くレトロの記憶

クラシカルなシャツやスカートも、流れるようなフリルの動きやその配置、ギンガムチェックのグラフィカルな存在感で、現代的な表情に昇華させた。仕上げにホワイトのエナメルが施されたピアスで、ユニークな輝きを添えて。
タイムレスなバッグに
新たな物語を詰め込んで

シグネチャーのモノグラム・キャンバスで仕上げたバッグ「オデッセイ」。取り外し可能なストラップやチェーン、キーケースやリップスティックなどの小さな小物を収納できるサイドポケットも備え、実用性にも優れる。どこへでも連れて行きたくなる、日常の相棒。
ディテールに宿る気品

襟元に施されたラッフルとリボンが漆黒の中に浮かび、フェミニニティを映し出す。フープピアスにはメゾンのイニシャルとモノグラム・フラワーが添えられ、程よくラグジュアリーなアクセントをプラス。ミニマルな装いに確かな個性が息づく。
温もりを連れて

ふわりと肌を包み込む、心地の良いニットのセットアップ。スカートの波打つギャザーとサイドにあしらわれたコードディテールが遊び心を添える。頼れる大きめのバッグを抱えて、旅の準備は万端。
装いが導く、軽やかな冒険

爽やかなブルーのジャンプスーツは、シャツ地ならではの軽やかさと、さりげないストライプのデザインが魅力。首元にはお気に入りのスカーフを巻いてアクセントを効かせて。プレイフルなムードを纏って、自由な旅へ出かけよう。
Louis Vuitton
ルイ・ヴィトン クライアントサービス
TEL/0120-00-1854
URL/https://www.louisvuitton.com
Photos:Yusuke Miyazaki Model:Suzu Hirose Fashion Director:Ako Tanaka Hair:Tetsuya Yamakata Makeup:Yuka Washizu Fashion Associate&Text:Makoto Matsuoka
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