開けチャクラ! バービーのモヤモヤ相談室 vol.34「顔のコンプレックスが気になるので整形しようか悩んでいます」
体や性をめぐるあれこれ、人間関係や恋愛、社会についてなど、読者の抱える「モヤモヤ」をバービーが一緒に考えます。正解は見つからないかもしれないけど、チャクラは開放できちゃうかも?!(『Numero TOKYO(ヌメロ・トウキョウ)』2024年11月号掲載)
【今月のモヤモヤ】
「顔のコンプレックスが気になるので整形しようか悩んでいます」
年齢を重ねて、顔のコンプレックスが気になるようになり、整形しようか悩んでいます。バービーさんは、顔に投資して意味があると思いますか?(あらふぉー・38歳・会社員)
【バービーからのメッセージ】
デザインとしての整形は楽しみたい!
必要なのは明確なボーダーライン
デザインとして楽しむ整形だったらしていいんじゃないかなって思ってます。私も50〜60歳になったら整形しようかなと思っているくらい。それまで生きてきた自分をたっぷり褒めて、これからは好きな顔で生きていく。私が憧れるのは海外の年配のセレブの方たち。顔の皮膚をがっつり引っ張ってシワをなくし、若返っている人がいますよね。あんなふうに潔くやっているのって、楽しんでいる感じがしていいなって思う。
整形するのであれば、自分の中で明確なボーダーラインを持っておくといいのかなと思います。私の場合は「抜く、取るはOK。切る、入れるはNG」。例えば、脂肪を抜くとか、シミを取るのはアリ。だけど、目頭を切開したり、鼻にプロテーゼを入れるのはナシ。何が違うのかというと、脂肪やシミなど増えてしまったものをなくしたり、減らしたりするのはOKだけど、自分の顔になかったものを足すのはNGということ。もちろん人それぞれなので、これが絶対に正しいということではないのですが、自分の中でここまではアリ、ここからはナシっていうのを決めておくと、ずるずる整形沼にハマらなくていいのかも。あと、人の意見にもちゃんと耳を傾けること。「不自然に見えるよ」とか「ちょっとやりすぎじゃない?」と正直に言ってくれる人の意見を大事にしたいですよね。
コンプレックスはチャームポイント
どんな自分でありたいかを考えてみて
私的にデザインとして楽しむ整形と、コンプレックスをなくす整形は違うものだと捉えています。私は、人が抱えているコンプレックスって大体その人のチャームポイントだと思うんですよ。例えば、顔が大きいとか一重とか。今ハヤりの〝カワイイ〟とか〝キレイ〟の基準から外れているように思えるパーツは、その人の大事な個性だから失ってほしくないと思っちゃう。世の中が決めた〝カワイイ〟とか〝キレイ〟なんて、時代によって移り変わります。それに合わせて自分の顔を変えていったら大変なことになるんじゃないかなって。
私、以前通っていた整体の先生に、「施術でエラを取ることもできるし、アゴを引っ込めることもできるけどどうする?」って聞かれたことがあるんですが、エラは削らないでほしいし、アゴも引っ込めてほしくないと伝えました。もちろん、今の流行の顔に憧れていたら、「お願いします!」と言ったのかもしれないけど。私はエラが張っているからこその美しさがあると思うし、アゴが出てると強そうな感じがして好きなんですよね。世間の流行に流されず、どんな自分でありたいかが明確になったとき、整形で顔をデザインするのはいいのかなって思っています。
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Photo:Michi Nakano Styling:Ayaka Oshida Hair & Makeup:Izumi Hashi Interview & Text:Mariko Uramoto Edit:Mariko Kimbara