今年も「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2024」が開催中! | Numero TOKYO
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今年も「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2024」が開催中!

「Tunnel of Light」マ・ヤンソン/MADアーキテクツ(Photo Nakamura Osamu)
「Tunnel of Light」マ・ヤンソン/MADアーキテクツ(Photo Nakamura Osamu)

新潟県十日町市、津南町エリア一帯にて開催される「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ 2024」が、2024年7月13日(土)から開幕した。越後妻有の風土、食とともにアート作品を楽しむことができる。

Photo Nogawa Kasane
Photo Nogawa Kasane

清津峡 Photo Ishizuka Gentaro
清津峡 Photo Ishizuka Gentaro

日本各地で開催される芸術祭の代表格である「大地の芸術祭」。2024年は、41の国と地域、275組が参加し、広大な越後妻有一帯にアート作品が広がる。中から、いくつか見どころを紹介する。

「アケヤマ –秋山郷立大赤沢小学校–」[監修]深澤孝史[会場構成]一般社団法人コロガロウ 佐藤研吾(イメージ画像)
「アケヤマ –秋山郷立大赤沢小学校–」[監修]深澤孝史[会場構成]一般社団法人コロガロウ 佐藤研吾(イメージ画像)

深澤孝史が監修を務める「アケヤマ –秋山郷立大赤沢小学校–」(旧津南小学校大赤沢分校)は、「人間の生活の力をふたたび手に入れるための学校」として、住民、研究者、アーティストなどさまざまな人たちと「共有地」の技術や信仰を学び実践する取り組みを行なっていくプロジェクト。秋山郷に根付いてリサーチ・制作をする各作家によるワークショップも随時開催される。

「野辺の泡」マ・ヤンソン / MADアーキテクツ(イメージ画像)
「野辺の泡」マ・ヤンソン / MADアーキテクツ(イメージ画像)

2018年に清津峡渓谷トンネルをアート作品化(「Tunnel of Light」)した建築家・マ・ヤンソン / MAD アーキテクツによる最新作「野辺の泡」が公開。華園(中国ハウス)では、大地の芸術祭にて中国プロジェクトが始まって以来10年の軌跡をたどる記録展示も行われている。

ナカゴグリーンパークではメリーゴーランド型作品を中心に、遊園地のようなアートによる動物園「Nakago Wonderland–どうぶつ達の息吹と再生」が期間限定(7/13〜10/6)で公開。自然とアートが融合した開放的な空間で、のんびり作品鑑賞が楽しめる。

また、十日町エリアの拠点施設「越後妻有里山現代美術館MonET」と明石の湯の2施設にわたる企画展「モネ船長と87日間の四角い冒険」を開催中だ。日中の芸術祭巡りで疲れた後、温泉で一息つけるのも嬉しい。夜間は作品ライトアップもあるため、こちらも要注目だ。

地元の食材を使った食事や、宿泊施設など楽しみが満載の「大地の芸術祭」。この夏から秋にかけ、ぜひ越後妻有へ!

※掲載情報は7月24日時点のものです。
開館日や時間など最新情報は公式サイトをチェックしてください。

「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2024」
日時/2024年7月13日(土)~11月10日(日)
場所/越後妻有地域(新潟県十日町市、津南町)
時間/10:00〜17:00(10・11月は10:00〜16:00)※各作品によって公開日・公開時間が異なる場合あり
休日/火・水曜
料金/一般4,500円、小中高2,000円
URL/www.echigo-tsumari.jp/

Text:Akane Naniwa

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