ファッションストーリー「カリフォルニアの風に包まれて」
アンドレイ・タルコフスキー監督のSF映画『ストーカー』(1979年)がインスピレーション源となり、アメリカ・ロサンゼルスの北西に位置する自然豊かな街、オーハイにて撮影。カリフォルニアの淡い風景を背景に今春の大胆な色彩を遊ばせた。(『Numero TOKYO(ヌメロ・トウキョウ)』2024年3月号掲載)
幻想的な世界へと誘う高貴なムード
フェザー、スパンコール、ビーズなどで作られたヘッドピースは、職人技が光る逸品。波を彷彿させる柄、大胆かつ緻密にカッティングされたレザージャケットを纏えば、異次元にタイムスリップする。
大自然に囲まれて引き立つ色彩の美
水中から地上へと目指し、進化した生き物たちを表現したクルーズ・コレクション。カリフォルニアの淡い風景をバックに、胸元にたっぷりとプリーツがあしらわれた鮮やかなドレスが引き立つ。
大地のパワーを感じて時にはワイルドに
素肌にさらりと存在感のあるチャンキーなネックレスをオン。ミニマルなスタイルこそ個性が際立つ。
輝かしい未来をドレスに託して
“パーソナルな表現”にフォーカスしたサマーコレクションからピックアップ。光沢感のあるヴィンテージ風のドレスは、過去と今を行き来する様を表しているよう。
鋭い視線が放つミステリアスな魅力
優しさとワイルドさを兼ね備えた、シルク素材のガーデンプリントドレス。旅のお供には、非日常のアイテムをチョイスして。
グリーンに映える一輪の華
ドレープを効かせたレッドドレスは、リラックス感がありつつもラグジュアリー。繊細なデザインと凛とした表情が相まって、魅力が一層増す。
自由なスピリットで解放される美
フォーマルなロングコートにスポーティなブリーフ水着を合わせたルックに注目。キーアイテムのボトムスはカラフルな赤を採用し、ヘルシーな印象に。
クールな佇まいが際立つミニマムなデザイン
実用性の高いアイテムを洗練されたスタイルに昇華。サファリの要素を取り入れつつもエレガンスさがプラスされ、フェミニンかつパワフルな女性像を演出。
ブラックカラーが誇張する唯一無二のアイデンティティ
アシンメトリーなシルエットが目を引くモダンでシックなドレス。ワントーンを生かした絶妙な肌見せが大人の強さを強調。
Photos:Daria Kobayashi Ritch Styling & Creative Direction:Mindy Le Brock at 11th House Agency Hair:Nikki Providence at Forward Artists Makeup:Anna Kato Model: Katie Johnson at State Mgmt Casting Director:Margeaux Elkrief at Dreamland Agency Producer:Yusuf Yagci at Yyprod Edit & Text:Maki Saito