Fashion / Feature
偏愛スカーフ物語 vol.9 フリーランスPR 山本莉昌子
たった一枚の布。その図柄や色、素材によって表現できる世界観の奥深さと、多様性、そして機能性。シンプルでありながら、一言では語りつくせない魅力で愛されているスカーフ。十人十色の物語を探るべく、愛用品を見せてもらった。(『Numero TOKYO(ヌメロ・トウキョウ)』2023年9月号掲載)
山本莉昌子|フリーランスPR
家族で譲り受けたスカーフを纏う喜び
「ケンゾーのスカーフ(写真左)は、夫が祖母からを受け継いだもの。使い道がなかったらしく、私が使うとうれしそうです。かなり大判なので、ボリュームが出て使いやすい。華やかさと品の良さがあるレオパードは不思議とコーディネートに馴染みます。
イヴ・サンローランのスカーフはヴィンテージショップで購入したもの(写真中央)と、母から(写真右)。長方形タイプはTシャツやワンピースの上から巻きつけて。柄物や色物を纏う際に、もうひとひねりほしいときに活躍します」
Photos:Kouki Hayashi Edit & Text : Aika Kawada
Profile
山本莉昌子Riyoko Yamamoto
セレクトショップやブランドで働き、現在はフリーランスに。ファッションや美容、ライフスタイルなどのPRを担当する。