偏愛スカーフ物語 vol.5 デザイナー 山瀬公子 | Numero TOKYO
Fashion / Feature

偏愛スカーフ物語 vol.5 デザイナー 山瀬公子

たった一枚の布。その図柄や色、素材によって表現できる世界観の奥深さと、多様性、そして機能性。シンプルでありながら、一言では語りつくせない魅力で愛されているスカーフ。十人十色の物語を探るべく、愛用品を見せてもらった。(『Numero TOKYO(ヌメロ・トウキョウ)』2023年9月号掲載)

山瀬公子|デザイナー

旅へ誘うインスピレーション源

「スカーフは図柄の魅力に惹かれ、100枚ほど手元にあります。中には額装したいと思うものも。広げて色や柄を見せて使えたら素敵なのにと思い、古いスカーフと無地の布、ベルベットのリボンを組み合わせてスカーフスカートを作り、ブランドを始めるきっかけにもなりました。

(写真左上から時計回りに)NYの名所、スイスの山風景、カリフォルニアの名所、イタリアのタオルミナの景勝地、モン・サン・ミッシェルの地図、ドイツの町ハルツの地図、バルト海とドイツの地図の柄のお土産スカーフがお気に入り。未踏の地でも図柄を眺めるとわくわくします。特にタオルミナの古い歴史を物語る絵が素敵。イオニア海のブルー、見に行きたいです」

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Photos:Kouki Hayashi Edit & Text : Aika Kawada

Profile

山瀬公子Koko Yamase 秋田県生まれ。1976年に渡米。82年青山に「Par Avion」を開店。91年に帰国。97年にブランド「les Briqu’a braque」を始動。その後クチュールラインのMATRIOCHKAもスタート。

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