着こなし徹底分析! 街行くあの人のTシャツスナップ vol.2 MANA & KANA
ここから始まる夏本番! 定番アイテムこそ、その人らしさが表れる。そこでアーティストやスタイリスト、デザイナー、バイヤーなど、ヌメロの気になるあの人のTシャツスタイルとポイントを徹底調査! Tシャツは自分を映す鏡。彼女たちの着こなしをぜひ参考にして。(『Numero TOKYO(ヌメロ・トウキョウ)』2023年7・8月合併号掲載)
MANA & KANA|CHAI
音楽活動を通して「NEOかわいい」を発信する4人組バンド、CHAI。その中の双子MANAとKANAが所有するTシャツは50枚以上! 最近は幼い時に着ていた懐かしのブランドに思いを馳せ、着こなしを楽しんでいる様子。“あの頃”に夢中になる彼女たちの思いを、Tシャツスタイルから紐解いていく。
【POINT】日本を象徴するリバイバルものを着る
「私は幼い頃に大好きだったブランド、ラヴァーズハウスのTシャツを選びました。マナと同じくメルカリでも探しますし、私たちが小学生時代に着ていたデイジー ラヴァーズやエンジェルブルー、ココルルのTシャツを母が大切に保管してくれていて送ってもらい、今はチビTとして取り入れています。音楽を作る上でも見た目も含めて、日本人にしか出せない仕草やスタイル、私たちが影響を受けた日本ならではの文化を世界に発信していきたいです。スタイリングは学生時代から変わらず古着が多め。自然体でいることは大切にしながら、デニムやスカートにかかわらず、Tシャツはインしてメリハリを意識したスタイルを心がけています」(KANA)
【POINT】“今”の体型に合ったTシャツを選ぶ
「ピコのTシャツ、懐かしいですよね。これはキッズの160センチでメルカリで購入しました。チビTを着たくなった理由は体重を落としたから。ライブパフォーマンスをする上でジャンプや激しい動きを取り入れたくて、機敏に動き回れるように2人でダイエットをしたんです。痩せる前はビッグTを取り入れたスタイルが多かった。どっちの自分も好きだけど、Tシャツは“今”の体型に合ったサイズを着たいっていうのが根底にあります。今現在はドラマ『ロングバケーション』のヒロイン、南ちゃんの服装に影響を受けているかも。彼女のような90年代の女性は表現も個性もちゃんとあって強い。私も常に『マナをマナでいることを諦めない』を心に刻んでいます」(MANA)
Photos:Kisimari Edit & Text:Saki Shibata
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