ファッションストーリー「マヨルカで過ごす Tシャツサマースタイル」

近年続いているTシャツブーム。2023年プレフォール コレクションからもアクティブな季節にぴったりな、こだわりあるデザインのTシャツやTドレスが各ブランドから登場する。そんな真夏のTシャツスタイルをフォトグラファーのベン・パークスは、スペイン・マヨルカ島に向かい、撮影した。（『Numero TOKYO（ヌメロ・トウキョウ）』2023年7・8月合併号掲載）

斬新な素材で楽しむ定番スタイル

ヴィンテージライクのくすんだピンクが美しいボッテガ・ヴェネタのレザーTシャツ。レザーだからカジュアルになりすぎず、スタイリッシュさをプラスできるアイテムに。

犬好きはゲットしたいおしゃれT

マックスマーラのアイコンコート「テディ ベアコート」に身を包んだエレガントなワイマラナー犬。まるで人間のようにじっと正面を見つめる犬のシュールなポートレートは、ウィリアム・ウェグマンによるもの。思わずくすりと笑ってしまうユーモラスなTシャツは一枚は持っておきたい。

抜群なサイジングを夢見て

フェルト素材で独特の存在を放つ、JWアンダーソンのビッグTシャツ。オーバーサイズでワンピーススタイルを満喫できる。 ピローバッグとともにリラクシングにエッジィを効かせて。

 

思い切って常夏色に染まる

ジル サンダーの淡いオレンジに描かれたレッドのトロピカルなフラワーパターン。コンフィなセットアップで、リゾート気分に浸りたい。

メタリックなクールさを取り入れて

夕陽にリフレクションするシルバーがいけてる、ディーゼルのフードドレス。カジュアルで眩いドレスは、夏のハングアウトにぴったり。昂る気持ちをクールダウンさせて。

 

ベーシックアイテムをユニークに着こなす

左肩で結んでツイストを効かせたデザインのTシャツとペンシルスカート。クレージュのアーティスティック・デザイナーニコラス・デ・フェリーチェらしい、ミニマルなこだわりが見えるデザインが新しい。

モダンに洗練されたイタリアンエレガンス

襟元と袖にホワイトのラインが入った、フェラガモのピンクドレス。やわらかなヴァージンウールのニットが、ボディラインをしなやかに見せてくれる。新クリエイティブ・ディレクターのマクシミリアン・デイヴィスによりモダンに刷新された新たなブランドの魅力を体現できる。

 

スカーフで生み出す唯一無二の魅力

エルメスらしいポップなマルチカラーで構成されたスカーフをフロントに、夜空が描かれたイラストプリントのスカーフをバックに貼り合わせたトップ。デニムパンツのダメージホールからスカーフを見せるのもポイント。クリエイティブなセンスの光るスタイリングで、オリジナリティを主張して。

ニューエラのボーホースタイル

エトロらしいパターンのテキスタイルにプラティカルなベルトをアタッチさせて、今っぽい仕立てられたロングジレ。新クリエイティブ・ディレクターのマルコ・デ・ヴィンチェンツォが夢の世界に誘ってくれそう。

 

地に足のついたコンフィデンスレディ

プラダのニットのノースリーブトップとパンツ。ベージュとブラウンというアースカラーのコンビネーショで、ネイチャーとマッチした心地よいムードに寄り添って。

黒で描くレディスタイル

サンローランのオーソドックスかつ、シックで美しい女性像を描き出すブラックドレス。いまあらためてシンプリシティに原点回帰して飾ることのないスタイリッシュな魅力を感じてみたい。

 

デイリーと合わせる非日常アイテム

ポロTシャツに合わせる、ルイ・ヴィトンのミニドレス。レザー風のX字がポイントになったツイードのドレスでラグジュアリネスを醸して。

眩いピンクに思いを馳せて

鮮やかなピンクが海辺に映える、ロエベのロングTシャツ。プレイフルなムードで、夏らしく大胆に派手色Tシャツを纏いたい。

 

おしゃれなアドベンチャーへ

ワクワクとした冒険心が芽生えそうな、ミュウミュウのサファリドレス。胸元やベルトのブランドロゴがおしゃれに主張してくれて、小粋に夏スタイルを満喫できる。