長谷川京子が訪れた、ルイ・ヴィトン初のプレフォールショー@ソウル・潜水橋 | Numero TOKYO
Fashion / News

長谷川京子が訪れた、ルイ・ヴィトン初のプレフォールショー@ソウル・潜水橋

2023年4月29日(土)、ルイ・ヴィトン 2023 ウィメンズ・プレフォール コレクションが、韓国・ソウルにて発表された。会場は、漢江(ハンガン)にかかる「潜水橋(チャムスギョ)」。ゲストとして訪れた長谷川京子さんのソウルへの小さな旅と、プレフォールショーの様子をリポート。

ショーの前日、韓国・ソウルのホテルに到着した長谷川さん。「ルイ・ヴィトン シティ・ガイド」のソウル版と4月に発行されたフォトブック「ファッション・アイ ソウル by サラ・ファン・ライ」も。

お昼の自由時間には、ユッケや冷麺、チヂミなど韓国料理を堪能! 

ショーの前夜はディナーに。会場はソウルの街中のネオンサインを彷彿とさせるデコレーション。ルイ・ヴィトンのイニシャルのサインも韓国風に。

今回のランウェイにも登場したアーティストのルース・アンド・ザ・ヤクザさんとの一枚。

新作のノーティカル・コレクションから、トップスとスカートがセパレートのリゾート風のルックをまとった長谷川さん。「トップスがクロップド丈なのと、首元にあしらわれたゴールドチェーンがポイントです。トランク型をしたアイコンバッグの「プティット・マル」をあわせました」

いよいよショー当日。ヘアメイク完成後は車で会場へ移動。2023春夏コレクションのシックなブラックドレスに合わせて、ヘアはタイトにまとめ、リップは赤に。

コレクションショーの会場である、ソウル・漢江にかかる潜水橋(チャムスギョ)に到着。まずはフォトコールでの撮影へ。

プレフォールコレクションの会場となったのは、江南(カンナム)と江北(カンボク)を結ぶ「潜水橋(チャムスギョ)」。この橋は、二層構造の盤浦大橋の下部にあり、水面に近いため増水時には水に沈んでしまうこともあるという。今回は、そこがランウェイとなった。演出は、Netflixオリジナル作品『イカゲーム』の監督ファン・ドンヒョクが手がけた。

水面のような揺らぐ青い光が映し出され、歌声が響き渡るランウェイに現れたファーストルックは、イカゲームに出演し、ルイ・ヴィトンのアンバサダーをつとめているチョン・ホヨン。

アーティスティック・ディレクターニコラ・ジェスキエールによる本コレクションは、「行ったり来たり」の物語をテーマにしているという。まったく同じでもなく、別物でもない。イメージからアイディアへ、記憶から革新へ、そして確信から発見へ。行き来することで豊かに広がっていくクリエイティブな流れが表現されている。そしてモノグラムなどのパターンや、シグネチャー、アイコンバッグなどにも新たな表情が加えられた。

また、2023-24年秋冬コレクションでの「フレンチ・スタイル」にもつながる、トリコロールモチーフや、モノグラム・フラワーのメタルベルトなども見られた。

さて、長谷川さんが気になったルックはこちら。「メンズライクなジャケットとタイトスカートのバランス、そしてちらっと見えるインナーのモノグラム、全てのバランスが絶妙でカッコ良いです!」

「赤とブラックのバイカラーが素敵で、色々なコーディネートにあわせてみたいと思いました」と、チャンキーヒールのシューズにも注目。

「わたし自身が物をたくさん持ち歩きたいので、これくらいラフでなおかつきちんと洗練されたモノグラムバッグ、欲しいです」すぐに手に入れたくなるルックが続く・・・! 

そしてラストを飾ったのはソラ・チョイ。人々が行き来し、時には消えてしまう水辺の橋に現れたひととき。最後には橋から噴水が放出され、圧巻のフィナーレを迎えた。

「華美な装飾が全くない橋の下で行われたショーがストイックで、そしてそれがさらに服のカッコ良さを引き出している、素晴らしいショーでした」と長谷川さん。

ショーの様子は、ぜひ動画でも楽しんで!

ルイ・ヴィトン
URL/louisvuitton.com

Text:Hiromi Mikuni

Magazine

JANUARY / FEBRUARY 2025 N°183

2024.11.28 発売

Future Vision

25年未来予報

オンライン書店で購入する