「ウェス・アンダーソンすぎる風景展」 | Numero TOKYO
Culture / Feature

「ウェス・アンダーソンすぎる風景展」

いわずと知れた天才映画監督、ウェス・アンダーソン。彼の作品に出てきそうな風景を楽しむコミュニティ「AWA」が、今度はなんと実空間に出現!? 世界各地から寄せられた写真約300点、“虚構×現実”の摩訶不思議なヴィジョンがここに。(『Numero TOKYO(ヌメロ・トウキョウ)』2023年5月号掲載)

ヴィッカース・ヴァイカウント イギリス、ロンドン Paul Fuentes (@paulfuentes_photo), Vickers Viscount

こんな展開を誰が予測できただろう。2017年、たまたま(accidentally)目にした建物をきっかけに、ウェス・アンダーソンの映画に出てきそうな風景の写真を集め始めたワリー&アマンダ・コーヴァル夫妻。

そのInstagram「@accidentallywesanderson」(AWA)が話題を呼び、世界各地から報告が続出。そして、まさかの本人OKで写真集を刊行*……と、ここまでは2年前に小誌で紹介したとおり(記事はこちら)。すっかり油断していたところ、今度はそれが展覧会となって上陸するという。
*『ウェス・アンダーソンの風景』ワリー・コーヴァル/著 樋口武志/訳 2021年(DU BOOKS)

狩猟小屋ホーエンローエ スロバキア、タトランスカ・ヤヴォリナ Matúš Slavkovský (@matt.slavkovsky), Hunting Lodge Hohenlohe

 

ホテル・ザッハー オーストリア、ウィーン Paul Bauer (@papapaulbauer), Hotel Sacher

 

ベルハーバー・プール アメリカ、イリノイ州、シカゴ Katie Yeilding (@katieyeilding), Bel Harbour Pool

写真集にウェスは「実際、ぼくが撮りそうな写真だ」と序文を寄せている。AWAのフォロワー数は1月時点でなんと172万人超。監督の美意識がファンの偏愛に火を付け、“ウェスっぽい景色”を探索する巨大ムーブメントに発展。韓国・ソウルで展覧会企画が持ち上がり、25万人を動員した勢いで東京へ上陸を果たすのだ。

『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』を思わせる建物、『ダージリン急行』のような旅の情景……『グランド・ブダペスト・ホテル』に至ってはフロントの再現セットまで。それは虚構と現実が逆転したような、摩訶不思議な時空間。この地球上に広がるAWAを巡る冒険へ、出かけてみよう。
 
展覧会メインヴィジュアル @AWA @GROUNDSEESAW
 

「ウェス・アンダーソンすぎる風景展 
あなたのまわりは旅のヒントにあふれている」

会期/4月5日(水)〜5月26日(金) 
会場/寺田倉庫G1ビル
住所/東京都品川区東品川2-6-4
www.awa2023.jp
※最新情報はサイトを参照のこと。

Edit & Text : Keita Fukasawa

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