ダニエル・リーが手がける新生「Burberry」の2023-24秋冬コレクションがお披露目
新チーフ・クリエイティブ・オフィサーにダニエル・リーを迎えて初となる「Burberry(バーバリー)」の2023-24秋冬コレクションが発表された。舞台はサウスロンドンのケニントン・パークにつくられた特設会場。
ファーストルックはダークブラウンのオーバーサイズなトレンチコート。ダークグリーンのフェイクファーがラペルやバッグに用いられ、手にはパープルのタータンチェックをまとった湯たんぽが抱えられていた。
会場には大勢の業界人やセレブリティが集まり、ダニエル・リーが刷新するブランドへの注目度の高さがうかがえる。
ショーを目前にロゴを刷新し、「馬上の騎士(EKD)」エンブレムを復活させたダニエル・リーは、今回バーバリーでのファーストコレクションで、母国イギリスで生まれた「悪天候から自分たちを守るための衣服」としての機能性やアウトドアを探求。モダンで大胆でエレガントなコレクションに再解釈した。
トレンチ、テーラリング、タータン風のプリーツキルト、アランセーターやアーガイルセーター、そしてイングリッシュローズのモチーフを取り入れることによって英国発ブランドとしてのアイデンティティをより強固なものにしている。カラーパレットはダークトーンから、エンブレムのブルー、イエロー、レッド、パープルまで幅広く、スタイリングはワントーンでまとめられた。
ヘリテージスタイルのレザー、スウェードの乗馬ブーツやラバーレインブーツは、ブランドの原点である機能性から着想を得たデザインになっている。また、丈夫な素材から作られた大胆なカラーのサドルバッグやサッチェルに留め具になっているイニシャル「b」をフィーチャーするなど、フレッシュなバッグやアクセサリーにも期待大だ。
Photos:Courtesy of Burberry Text:Chiho Inoue