開けチャクラ! バービーのモヤモヤ相談室「本性を隠しているのでは?と振られてしまいました」| Numero TOKYO
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開けチャクラ! バービーのモヤモヤ相談室 vol.13「本性を隠しているのでは?と振られてしまいました」

体や性をめぐるあれこれ、人間関係や恋愛、社会についてなど、読者の抱える「モヤモヤ」をバービーが一緒に考えます。正解は見つからないかもしれないけど、チャクラは開放できちゃうかも?!(『Numero TOKYO(ヌメロ・トウキョウ)』2022年9月号掲載)

【今月のモヤモヤ】

本性を隠しているのでは?と振られてしまいました

7カ月付き合った彼に「付き合う前からおとなしいと思っていたけど、いつまでたってもおとなしいままで全然ドキドキしない。本性を隠しているのでは」と振られました。私は自然体でいただけなので、別れて正解だったと思いますが、怒りが収まらず、自信もなくしてしまいました。気持ちを立て直すにはどうしたらいいでしょうか。(ナナ・23 歳)

【バービーからのメッセージ】

私も同じ理由でパートナーに別れを告げた経験があります

実は私、同じことをしてしまった側の経験があるんです。今のパートナーのつーたんと付き合い始めたばかりの頃、彼が本性を隠している気がしていたんですよね。一緒にいても愛想笑いしているように見えたし、会話からも本音が聞こえてこない。

彼はいわゆる優等生気質で、そつがない人なのですが、私からしてみれば “ただ優しくて、なんの面白味もない人”。こんなこと言うと「いや、どの立場から言ってるんだよ!」って突っ込まれそうですが(笑)、一緒にいても違和感があって。それが原因で距離を置こうとしましたが、その度に彼が話し合おうとしてくれるので、少し様子を見ようと。

ただ、それでもやっぱり変わる気配なくて、別れ話を切り出したところ、彼が突然キレたんです。今まで聞いたこともない早口で、理詰めで反撃してきた。で、そのとき、私キュンとしちゃったんですね(笑)。彼が本当の姿を見せてくれた気がした。

それから徐々に露悪的な部分というのかな、他の人には見せない面を見せてくれるようになって、「この人こんなに面白い人だったの」ってどんどん惹かれていきました。彼自身、これまであまり心を開いて会話をしたことがなく、素を出して人に否定されたくないと思ってきたそうです。

相手がどれだけあなたと向き合ってくれるかどうか

なるべく人と衝突をしたくないタイプの彼、パートナーとのけんかが大好物なラテンの血が流れている私。この二人が向き合おうとするんだから、そりゃあ難しいですよね。じゃあ、なぜうまくいったかといえば、こちらが相手の気持ちをこじ開けようとしつこくけんかを吹っかけていたこともあるし、彼も諦めずに食い下がっていたからだと思います。

私の場合、その手前で終わる関係はこれまでにもありました。本音の見せ方は人それぞれで、本音を見せられるほどの化学反応が起きるかは相手次第。ナナさんの元彼は違う面を期待していたと思いますが、ナナさんは自然体だったわけだし、ないもんはないんだからしょうがない。ただ、ナナさん自身も知らない面を引き出してくれる人と出会える気もする。

要は相手がどれだけあなたと向き合ってくれるかどうか。元彼は化学反応が起きる相手ではなかっただけで、ナナさんは悪くないし、落ち込む必要はないと思います。

ちなみに私が理不尽な理由でフラれたら、思い切り遊んじゃう。女性として傷つけられたものは女性として満たされたい。どうでもいい人と遊んで心の傷が完璧に癒えることはないかもしれないけど、一人でふさぎ込んでいるよりいいかなって。

あとは、面白い話のネタができたと思って、女友達に聞いてもらう。落ち込んだ気持ちを一人きりで立て直すのって難しいから、いろんな形で発散したらいいと思いますよ。

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Photo:Takehiro Goto Styling:Tomoko Katayama Styling Assistant:Sayuri Nakayama Text:Mariko Uramoto Edit:Mariko Kimbara

Profile

バービーBarbie お笑い芸⼈。北海道出⾝。2007年、相⽅のハジメとお笑いコンビ「フォーリンラブ」を結成。TBS『ひるおび!』のコメンテーターや、TBS ラジオ『バービーとおしんり研究所』のパーソナリティを務めるほか、⽣まれ故郷の町おこしにも尽⼒。YouTube『バービーちゃんねる』では、最新美容や性についてのトピックが話題となり、現在の登録者数は25万⼈を超える。またFRaU WEBにて連載中のエッセイをまとめた著書『本⾳の置き場所』(講談社)を出版。⾃らプロデュースしたピーチ・ジョンとのコラボ下着の発売や、双⽅向コミュニケーション型ECサイト『◯バ(仮)』にてシルエットをキレイに⾒せる太ベルトの発売を開始。22年4月には初のシングル楽曲「Ya jatuh cinta(ヤ ジャットウ チンタ)」を配信限定でリリースするなど、多岐にわたり活動の幅を広げている。

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