オリックスのホテル部門、ライフスタイル系の新ブランドが始動! 「クロスライフ」で自分らしく過ごす
オリックスグループが手掛けるホテル事業に、カジュアルなライフスタイルホテルの新ブランド「CROSS LIFE(クロスライフ)」が登場。「自分らしくいられるお気に入りの場所」を提案するこのブランド、一体どんな仕掛けが待っている? 10月1日、福岡に2軒同時オープンした「クロスライフ博多天神」と「クロスライフ博多柳橋」をチェックしてきました!
地域の魅力を発見、街歩きが楽しくなるライフスタイルホテル
国内に15軒の旅館やホテルを運営しているORIX HOTELS & RESORTS。ホテルラインでは2つ目のブランド「クロスライフ」が10月1日にローンチしました。
カジュアル・ライフスタイルホテルブランドの「クロスライフ」は、従来のシスターブランドにあたる「クロスホテル」が30~50代がターゲットなのに対し、ミレニアル層を意識したデザイン性やサービスが取り入れられています。
クロスライフが提案するのは、「自分らしくいられるお気に入りの場所」。そのため、コンセプトに次の3つを掲げています。「地域と一緒に(Play with Local)」、「自分らしい居場所(My 3rd Place)」、「自由なライフスタイル(360°Life)」。
「地域と一緒に(Play with Local)」では、地元とのつながりを大切にしています。その土地の文化やアート、食べ物など“イイもの”をクロスライフに集め、ゲストにまずは体験してもらう。そして次なるアクションとして、実際に現地へ訪れてもらうといった、旅行者と地域をつなげる役割を目指しています。
たとえば、博多で育まれているコーヒー文化。ホテル内のカフェではポップアップストア的に地元で人気のカフェが入ります。今回、トップバッターをつとめるのはマヌコーヒー。オリジナルの「クジラブレンド」がいただけます。一緒に並ぶ、菓子パンの“マンハッタン”もB級なイイ感じ。
また、フロント近くに置かれる「コネクトボード」は、ホテルが発信する情報のみならず、地元の人や宿泊ゲストをつなぐコミュニケーションツール。クロスライフの象徴的存在です。具体的には、ショップの紹介やイベントなどの地元の情報や、旅行者の「行ってよかった」という口コミ情報なども。いわば、昔ながらの“伝言板”であり、Instagramと連携しているので、今どきのツールもあります。ちなみに、ハッシュタグは#Mycrosslife_jp
泊まるだけじゃない、自分らしい居場所
「自分らしい居場所(My 3rd Place)」では、自宅や仕事場だけではない、人生を豊かにする第3の場所であることを目指しています。
そして「自由なライフスタイル(360°Life)」では、泊まるだけではない自由な過ごし方を提案しています。
たとえば朝食会場は11時以降「360°Hub」という施設として、カフェを利用すれば誰でも使えます。仕事に限らず、絵を描いてもいいし、読書してもいいし、自由に過ごしてOK。ホテルクルーも旅行者や地元の人にとって身近な存在でありたいという思いから、初めてのゲストでも「おかえりなさい!」とご挨拶。リピートしたくなっちゃいますよね?
続いては、開業した2軒のクロスライフについてご紹介していきましょう。
路地探検が楽しい春吉地区のクロスライフ博多天神
クロスライフ博多天神が位置する春吉地区は、博多と天神地区の繁華街のはざまにあり、路地裏を散策すれば、気になる飲食店が軒を連ねています。なにやらディープな香りがするエリアです。
1階のロビーエリアは大きな窓から自然光が差し込む開放的な雰囲気。福岡出身のアーティスト・山下良平さんによる博多祇園山笠をモチーフにした巨大なウォールペイントが迎えてくれます。
フロント前をそのまま直進すると、カフェ&バーとレストランエリア。朝食は約55種の洋食を中心とした料理が並ぶビュッフェ形式です。明太子のバゲットやクロワッサンサンドなど、見た目も美味しそうなメニューばかり。天気がいい日はテラス席で朝食をとるのも、気持ちよさそう。
効率よく居住性を高めた客室デザイン。アートな大浴場にはサウナも!
客室は全286室。コンフォートとスタンダードを基本に、それぞれにダブル、ツイン、ソファベッド付クイーン、ソファベッド付ツインの4タイプがあります。さらにアジョイニングルームやロフトツイン、ユニバーサルキングなど、人数や目的に応じてチョイスできます。
今回はコンフォートダブルに滞在。広さは17.80平方メートルあり、効率のいい収納のせいか、実際よりも広く感じました。窓近くのデスクは横長で、作業するスペースは十分。ソファベッド付きの部屋は丸テーブルなので、ワーケーション目的の利用なら、コンフォートダブルかコンフォートツインがオススメでしょう。
バスルームはシャワーのみながら、ハンドシャワーと圧のあるマッサージ機能付き(部屋によってはレインシャワー)。バスアメニティは室内にあり、コットンや使い捨ての歯ブラシなどはロビー階のアメニティコーナーから必要な分をもってくるシステムです。肌ざわりのいいパジャマもベッドの上に用意されています。
肩までじっくり湯船に浸かりたくなったら、2階の大浴場へ。浴槽前の巨大なデジタルパネルには「NATURAL HEALING」をテーマにした映像が流れています。ぼーつと眺めているうちに、汗もじんわり。女性にはスチームサウナ、男性にはドライサウナもあります。
2階にはランドリールームや電子レンジがあるので、長期滞在にも有効。ホテルの近くにスーパーマーケットもあります。
クロスライフ博多天神
住所/福岡市中央区春吉三丁目26番30号
TEL/092-733-0130(予約、10:00~17:00 定休:土日祝)
URL/crosslife-hakatatenjin.orixhotelsandresorts.com/
福岡の伝統意匠があちこちに。アートなクロスライフ博多柳橋
「クロスライフ博多天神」と同様に春吉地区にあり、柳橋連合市場に隣接する「クロスライフ博多柳橋」。
外から建物をみると、絹織物の博多織をモチーフにした色とりどりのカーテンが窓を彩っています。1階ロビーエリアの天井を見上げると、約300年の歴史を誇る大川組子をイメージした木造細工。伝統文化が香る空間です。
さらに客室のフロアごとの数字の階数表示と部屋番号の案内に、福岡の伝統工芸である小石原焼が使われています。13の窯元によって制作されたこの数字の焼き物、デザインがそれぞれ異なり、個性的。ただし、ルームキーの操作で自分の滞在しているフロア以外は、エレベーターは止まりませんので、別のフロアは次回のお楽しみに。
242室の客室はコンフォート(ダブル、ツイン、クイーンなど)を中心に、エコノミーやコネクト、2段ベッド、ユニバーサルルームなど多彩。中でも、2段ベッドの客室はグループやファミリーに人気です。
クロスライフ博多柳橋
住所/福岡市中央区春吉一丁目6番5号
TEL/092-733-3900(代表)
URL/crosslife-hakatayanagibashi.orixhotelsandresorts.com/
おトクに滞在できる「クロスライフ」ブランド誕生キャンペーンを開催中。特設サイトはこちら。
新機材がデビュー、スマホひとつで空旅へ! どこよりもおトクなジェットスター
今回福岡へのフライトは、ジェットスター・ジャパンを利用。実は、新機材が導入され、システムも便利なので、単に安いだけじゃないというウワサ。実際、乗ってみて検証してきました。
「日本の空、世界の空を、もっと身近に。」をビジョンに掲げ、2012年7月より日本国内線の運航を開始したジェットスター・ジャパンも、この7月に日本就航10周年に。現在、国内15都市、17路線を運航しています。
便利なポイント、まずはオンラインチェックイン。日本国内線の場合、出発予定時刻の7日前から35分前までオンラインチェックインが利用できます。この手続きを済ませておけば、チェックインカウンターでの搭乗手続きが不要。預け手荷物がない場合は、そのまま保安検査場、搭乗ゲートへ向かえます。
預け手荷物がある場合も、自動手荷物預け機(成田空港、中部国際空港に設置)を活用すれば、スタッフとの接触の少ないコンタクトレスな搭乗ができます。自動手荷物預け機は何度か経験すれば、操作もカンタン。もし、わからないことがあれば、近くにスタッフも待機しているので、心配ご無用です。
また、ジェットスターといえば、やはり最低価格保証が魅力。競合他社にジェットスターよりもおトクなフライトがある場合、指定の問い合わせフォームで連絡すると、最低価格保証の対象となると他社の価格から、さらに10%オフに!
とはいえ、ジェットスターはかなりおトク。たとえば成田―福岡の最安の運賃は、片道なんと5,580円、往復11,160円!(支払手数料、空港使用料等が別途必要。諸条件適用)
これだけお手頃な料金ながら、機体は2022年7月に導入されたばかりのA321neo(LR)!座席は2019年レッド・ドット・デザイン賞において「最優秀エコノミークラスシート」を受賞したRecaro社のBL3710を使用。人間工学に基づいたデザインで、座り心地も安定しています。
フライト中も、モバイル端末ホルダーやUSBポートが座席に設置してあるので、充電ができます。座席上のLED照明も、状況に合わせて調光が可能です。
しかも今回の新機材に搭載された新型エンジンによって、燃費効率が約15%向上。おかげで費用効率もアップし、引き続き低運賃が継続可能というわけ。なんでもかんでも値上がりの時代に、ありがたい存在です!
ジェットスター・ジャパン
www.jetstar.com/jp/ja/home
Photos & Text: Chieko Koseki