Art / Feature
ストリート経由のアーティストたち【7】JUN INAGAWA
スケートボードやグラフィティ、マンガからの影響など、独自のセンスを育んできた日本のストリートカルチャー。その核心は、道なき道を行く精神にあり。ストリートを更新する、新感覚のアーティストたちをピックアップ。Vol.7はJUN INAGAWAにフォーカス。(『Numero TOKYO(ヌメロ・トウキョウ)』2021年1・2月合併号掲載)
『FALLEN GIRL』2021年
『RAGE』2021年
JUN INAGAWA|ジュン・イナガワ
美少女アニメや少年マンガ、スケートカルチャー、テクノなど、日米のサブカルチャーを取り入れた独自の世界観を描く。まずアメリカで注目され、日本では2019年にDIESEL ART GALLERYで開催された自身初の個展「魔法少女DESTROYERS(萌)」で脚光を浴びた。秋葉原を舞台とするアニメ『魔法少女マジカルデストロイヤーズ』のテレビ放映が決定し、原案を担当。マンガ家への挑戦も続けている。
Text : Miho Matsuda Edit : Keita Fukasawa
Profile
JUN INAGAWAジュン・イナガワ
1999年生まれ。2012年にアメリカ・サンディエゴへ移住し、16年よりSNSで作品を発表。ニューヨークのヒップホップ集団「A$AP Mob」の目に留まり、ディー ゼルのブランドキャンペーン「HA(U)TE COUTURE」のほか、VLONE、AWGEとコラボレーションを展開。19年に帰国し、企業への作品提供などを行う。