「LE LABO」京都店でメイド・トゥ・オーダーのフレッシュな香りを手に入れて
NY発のスローパフューマリー、ル ラボ(LE LABO)が京都初・関西最大級の旗艦店を2020年7月京都の新風館にオープンした。代官山店と同じく、その場で調合するフレッシュブレンディングを行い、ブランドの世界観を体感することができる。
こだわりが詰まったル ラボの香りを京都でも
2006年、創業者のファブリス・ペノーとエディ・ロシュによりNYで誕生したル ラボは、手作業にこだわりクラフツマンシップを活かした香水作りで知られるブランド。世界の名だたるパフューマリーで活躍する一流の調香師が手がけており、原料費を制限しないことでクリエイティビティが存分に発揮された香りが男女問わず支持されている。 ここ京都店は、ル ラボの直営店としては代官山店以外で唯一フレッシュブレンディングサービスを受けることができる旗艦店となっている。 ル ラボの世界各地の店舗を担うエイジングアーティストが手がけた内装が印象的な店内。タイルが剥がれ落ちていたり壁紙を塗り直したような加工がなされ、新しいのに昔からあるような趣きを感じるデザインに仕上げている。その場で香りを完成させる、フレッシュブレンドを体験
ル ラボの最大の特徴であるフレッシュブレンディングを早速体験! まずは、全部で17種類あるオード パルファムのなかから、どの香りにするかをスタッフとカウンセリング。ル ラボを代表するアイコニックな香りといえば「サンタル 33」(写真中央)。サンダルウッド(白檀)をメインに、シダーウッド、カルダモンなどを配合し、ハーブのような爽やかさが特徴。
同じく根強い人気を誇る「ローズ 31」(写真左)は、森に咲く一輪の野ばらを彷彿とさせる、花びらだけではなく根や葉も含めたローズを表現したもの。男性も違和感なく身につけられ、既存のローズのイメージを覆すル ラボならではの解釈が光る画期的な香りだ。
「トンカ」というワードにピンと来て手に取ったのが、「トンカ 25」。お菓子にも使われる杏仁のような甘さのトンカ豆をベースに、スパイス、木々が香る落ち着いたトーンに惹かれ、これに決定。
数ある香りの中から、どれを選んだら良いの?と迷う人にアドバイス。「まずは、直感でピンときた香りを選んでください」と京都店店長の押部真弥さん。「その時々で感じ方が違うと思うので、その香りに惹かれるには何か理由があるはずです」。そのほか、「こんなシチュエーションで香りを纏いたい」「自分に似合いそうな香りを提案して欲しい」など、さまざまなリクエストに応えてくれるので、気軽にスタッフに相談を。
また、肌にのせて初めて完成するのもル ラボの香水の魅力。時間が経つごとに香りが変化していき、最終的に肌の温度と馴染んでラストノートとして残る。自分のパーソナリティーを引き出す香りに出合えるはず。
香りを選んだら、店内に併設されたラボで店舗スタッフが調合を行う。水、アルコール、香料の3つをブレンドし、ボトリングまでを全て丁寧に手作業で仕上げていく。
目の前で瓶詰めされる様子を眺めているだけで愛着が湧いてくるよう。実際にボトリングしたてのものを嗅いでみると、みずみずしくヴィヴィッドな印象。これから肌の上で自分の香りに育てていくのが楽しみ。
ギフトにも最適。自分だけのボトルにパーソナライズ
さらに、ボトルのラベルに好きなメッセージを最大23文字まで入れることができるパーソナライゼーションサービスも実施。名前やイニシャルはもちろん、スタッフがセレクトした言葉のリストに共感したものを選ぶのもおすすめ。
日付や場所、調合を担当したスタッフのイニシャルまで刻まれた、特別感溢れる世界に一つだけのフレグランスが完成!
MY香水に出合ったら……覚えておきたいレフィルサービス
お気に入りの香りを見つけたら、長く愛用したいもの。ル ラボ京都店では、そんな願いをサステナブルに実現してくれるレフィルサービスを提供している。使い切った空のボトルを持参すれば、ポンプとラベルを交換し香水を詰め替えてくれるというもの。ファインフレグランス100mlと50mlが対象で、本来の価格より2割引でお得に購入することができる。自分の香りを繰り返しレフィルすることで、サステナブルな取り組みに参加してみよう。
日常に取り入れたい、香りの楽しみ方
コロナ禍で香りに癒しを求める人も急増中。香りにまつわるアイデアを店長の押部さんに教えてもらった。
「香水は肌につけるものと思いがちですが、家の中で簡単に楽しめる方法があります。例えば、お風呂の湯気に向かってシュッと香水をふりかけていただくと、浴室に香りが広がって素敵なバスタイムを楽しんでいただけると思います。また、ハンドクリームやボディークリームなど、ボディラインのアイテムがあると家の中でも気軽に香りを取り入れられるのでおすすめです」
抹茶にインスパイアされた新作が発売
この秋、ル ラボから2年ぶりとなる新しい香りがコレクションに加わった。日本人にとって馴染み深い抹茶をテーマにした「マッチャ 26」は、抹茶のアコードにベチバー、シダーウッド、ビターオレンジなどが香る繊細で爽やかなニュアンス。茶葉そのものではなく、抹茶から紡ぎ出されるイメージを表現したル ラボらしい香りは、心休まる気分を演出する。これから愛される存在になりそう。
人の記憶と密接に関係している香り。京都旅で得たインスピレーションをもとに香りを選んで、パーソナルな思い出として持ち帰るのもおすすめ。京都を訪れた際は、ル ラボの新たなランドマークへ立ち寄ってみて。
LE LABO KYOTO
住所/京都市中京区烏丸通姉小路下ル場之町586-2 新風館1階
営業時間/11:00~20:00
年中無休
TEL/075-741-8373
URL/www.lelabofragrances.jp/