Art / Feature

アートになったロゴ【2】トム・サックス

製品からメディアまで、さまざまな場面で輝くロゴ。一方、アート作品は“ここだけ”の限定性が価値になる。でも時にはアートがロゴ化、ロゴがアート化することも。アート/ロゴの境界を超えた、象徴的な作品たち。vol.2はトム・サックス。(『Numero TOKYO(ヌメロ・トウキョウ)』2021年10月号掲載)

2013年 ©Tom Sachs 個人蔵 Courtesy of Tomio Koyama Gallery
2013年 ©Tom Sachs 個人蔵 Courtesy of Tomio Koyama Gallery

トム・サックス

『Pam』

さまざまなロゴを用いて、ユーモアたっぷりの作品を発表してきたトム・サックス。展覧会「ティーセレモニー」で注目された作品は、日本の茶の湯の世界を研究しながら、日用品や工業用素材を組み合わせて作られた茶道具たちだ。「NASA」のロゴが入った手製の茶碗は、まさにサックスの考える茶の湯の奥深さを象徴するもの。茶の湯の宇宙観と21世紀の宇宙旅行時代に求められる精神を、一客の茶碗に重ねてしまったのだから!

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Text : Akane Naniwa Edit : Keita Fukasawa

Profile

トム・サックスTom Sachs 1966年、アメリカ・ニューヨーク生まれ。建築家フランク・ゲーリーの事務所で2年間、家具制作に携わったのち、90年代より現代資本主義社会を体現するアイコニックなブランドロゴを用いたアート作品を発表。エルメスの包装紙を纏った「ハッピーセット」や、シャネルのロゴ入りチェンソーなど、“手作り(ハンドメイド) の既製品(レディメイド)”と評される作品は、ファッション界でも話題の的に。

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