Fashion / Feature

忘れられないセレブ×シューズ事件簿

あのセレブリティが履いた靴、意志をもって脱いだ靴。社会潮流からトレンドを読み解く栗野宏文、独自の目線でランウェイを追う栗山愛以のコメントとともに、象徴的な靴とセレブにまつわるトピックスをお届け。(『ヌメロ・トウキョウ(Numero TOKYO)』2021年9月号掲載)

Photo: Aflo
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Brigitte Bardot

女優のオーダーから誕生した名作シューズ

1950~70年代のフランス映画を代表する女優、ブリジッド・バルドー。彼女が、パリ国立オペラ座近くのダンスシューズのアトリエに、バレエシューズと同じくらい履き心地の良い靴をオーダー。それを着用して映画『素直な悪女』(1956)の主演を務めたことで、そのシューズがたちまち大人気に。これがレペットの「サンドリオン」。現在も代表的なモデルとなっている。

Photo: Aflo
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Kate Moss

ケイト・モスが巻き起こしたバレエシューズブーム

スーパーモデルのケイト・モスは、プライベートでバレエシューズを愛用。「履く人のスタイルの良しあしが強調されるアイテムですが、スタイリッシュに履きこなすケイト・モスはさすが」(栗山愛以)。彼女のラフでキュートなスタイルを真似する人が世界中に続出。2011年のジェイミー・ヒンスとの結婚式では、ブライドメイドが全員「プリティ・バレリーナ」のバレエシューズを履いたことも話題に。

Photo: Sygma/Getty Images
Photo: Sygma/Getty Images

Jane Birkin & Serge Gainsbourg

ユニセックスで履き心地も◎ 次はエスパドリーユ?

18世紀にフランス・バスク地方から各地に広まったといわれるエスパドリーユ。数々の著名人に愛され、特にセルジュ・ゲンスブールとジェーン・バーキンは、お揃いで愛用した。「特にフランス映画にも登場し、日本ではおしゃれなアイテムとして認識されていますが、安価でユニセックス、履き心地もいいので、スニーカーと同じくらい注目されてもいいのでは」(栗野宏文)

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Carrie Bradshaw (Sarah Jessica Parker)

マノロ ブラニク、ジミー チュウ……キャリーが次に選ぶ靴は?

1998年より放送されたドラマで、映画にもなった『セックス・アンド・ザ・シティ』。NYに生きるハイヒールマニアのキャリーが、マノロ ブラニクを履いて街を闊歩する姿に世界中の女性が喝采を送った。街中で強盗にハイヒールを奪われるなど靴にまつわるエピソード多数。現在、リバイバル版ドラマ『And Just Like That…』が製作進行中だが、キャリーが次に選ぶ靴に熱い注目が集まっている。

Photo: Aflo
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Kamala Harris

副大統領のコンバースはインテリジェンスの証し?

アメリカ副大統領、カマラ・ハリスが愛用するのは1917年に誕生したコンバースの「チャック テイラー」。「ドナルド・トランプのパートナー、メラニア・トランプは決してスニーカー姿は見せなかった。それに対し、彼女のマスキュリンなスーツとコンバースは、民主党のインテリジェンスの象徴でありメッセージ。しかも、スタイリッシュに着こなす彼女はかなりのおしゃれ上級者です」(栗野宏文)

Photo: Aflo
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Kristen Stewart

レッドカーペットでもハイヒールはノー!

女優のクリステン・スチュワートは、2018年カンヌ国際映画祭のレッドカーペットでルブタンのハイヒールを脱ぎ捨て、裸足で歩いた。「レッドカーペットで女性はハイヒール」という慣習を破ったとして大きな話題に。翌年『チャーリーズ・エンジェル』のロンドンプレミアで、シャネルのドレスにナイキのスニーカーを着用。彼女の影響で公式の場でも自分らしい靴を選ぶ流れは広がるのか?

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