ファッションストーリー「ファッションをさらに楽しくする、ロゴマジック」
2021年秋冬コレクションもスタイリッシュなロゴに魅了されている。わかりやすい大胆なものから、さりげないポイント使いのもの、そしてロゴさながらにアイコニックなシグネチャーパターンまで。組み合わせるアイテムによってがらりと印象が変わるロゴアイテムを自由自在に操って!(『Numero TOKYO(ヌメロ・トウキョウ)』2021年10月号掲載)
logo obsessions
レトロとモダンが融合するネオクラシカルロゴ
ダイヤチェックにGモチーフをを落とし込んだジャケット。そして、ツイードで仕上げたブロックチェックのワイドパンツ。ブラック×ホワイトのユニークなクラシックスタイルを、GGパターンのワイドブリムハットを合わせてジオメトリックに決めて。
いかにもな柄のインパクトを味方に
ブランドの顔とも言える、ヴィンテージチェックを大柄にあしらったケープコートに、タートルネックボディスーツのイエローカラーを効かせて。足元は今季コレクションのキーともなった、シースルーブーティのヌーディな抜け感がポイント。
レジェンドへの敬意はいつだってスタイリッシュに
カール・ラガーフェルドがデザインしたFFロゴ「カーリーグラフィー」があしらわれたファーシーリングのレザージャケット。ニット素材のブラトップ&スカートで温もりあるレディスタイルを完成させて。
シグネチャー風の模様でブランドネスを求めて
自然を連想させる曲線と点による模様がピンクで描かれたキャットスーツに、対照的にグリーン×ブラウンのサイバーグラフ線のような模様のグローブが映える。サークルを基調とした幾何学模様の新作バッグをプラスして、パターンずくめをエンジョイして。
さりげないロゴと主張大なアザーアイテム
4Gロゴパターンのシースルートップに、フリンジがアタッチされた大判スカーフをラッピングしたかのようなスカートでリーンなシルエットを体現。そこにビッグチェーンのネックレスやフェイクファーの特大グローブ、そして蹄のプラットフォームブーツでアクセントをつけて。
コラボレーションで誕生!ポップなシーズンアイコン
イタリアのデザインアトリエ、フォルナセッティとコラボレーション。ルイ・ヴィトンのタイポグラフィーをベースに、ギリシャ彫刻が刻まれたコイン柄のプリントトップは、ポップとヒストリーが融合し、ビッグポケットも特徴的だ。モ ノグラム地に同じくコインが描かれたピローブーツも目を引く。煌めくホワイトベロアのビッグフリンジスカートで、トゥーマッチさを美しく緩和させて。
レディラグジュアリーでこそ映えるロゴ オン ロゴ
ミニマムクリーンさが今っぽい、キルティングにロゴがデザインされたスキージャンプスーツ。レーシーなフラワー柄レースのボディスーツのトップのほか、ベルトやリップケース、クラッチなどのロゴ小物で、いわゆる“シャネラー”なレディラグジュアリーさを盛ってみて。
アニマル柄×ロゴの好相性を体現
レオパード柄のコートを着て携えるのは、ゴールドの「CD」ロゴがバックルにあしらわれたグラマラスなクラッチバッグ。こっくりと華やかななオーラに染まるアニマル柄は自由に生活できた頃のファッションを想起させ、元の日々が戻ることを願ってコーディネートしてみたい。
ソロカラーに光るワンポイントロゴ
パープルなスキースーツは、胸元のロゴがさりげないポイント。ピンクのムーンブーツで全身のカラートーンをガーリーに。オールフラッフィでコンフィで柔らかな素材に包まれる。
Photo : Carlotta Kohl Stylist : Ian Brandley at Cartel & Co Hair : Romina Manenti at Home Agency Makeup : Ingeborg Manicurist : Natalie Pavloski at Bridge Artists Set Designer : Nat Hoffman at Born Artists Model : Fernanda Ly at DNA Models Casting : Shawn Dezan Edit & Text : Midori Oiwa