時代を超えて愛される、伝説のアイコンシューズ|vol.2 GUCCI | Numero TOKYO
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時代を超えて愛される、伝説のアイコンシューズ|vol.2 GUCCI

たった一足の靴がロングセラーとなり、そのブランドの象徴になることがある。そして小さなアイテムでありながら、いつしかブランドのスタイルになくてはならない存在に。ここではファッショニスタなら誰もが知るブランドのアイコンシューズの歴史をひもとき、最新作とともにその魅力にフォーカスする。vol.2はグッチの「ホースビット ローファー」。(『Numero TOKYO(ヌメロ・トウキョウ)』2021年9月号掲載)

ベーシックなモデル。ヒール1cm ¥121,000
ベーシックなモデル。ヒール1cm ¥121,000

グッチの「ホースビット ローファー」

1921年フィレンツェで創設、今年100周年を迎えるグッチ。最新コレクション「グッチ アリア」も、創設者グッチオ・グッチが従事していたイギリスのサヴォイホテルへのオマージュを表した舞台で行われ、ブランドの重要なコードである乗馬の世界から着想を得たモチーフをフィーチャー。その乗馬にインスパイアされたのが、1953年に誕生した「ホースビット ローファー」。手綱を装着するときに馬の口に噛ませるくつわから着想を得た。ダブルリングとバーを合わせたホースビットのハードウェアを配したシューズは歴代のセレブをも魅了。
映画『ロシュフォールの恋人たち』の撮影現場でカトリーヌ・ドヌーヴが着用。Photo : Aflo
映画『ロシュフォールの恋人たち』の撮影現場でカトリーヌ・ドヌーヴが着用。Photo : Aflo
NYのメトロポリタン美術館に永久所蔵されるほど、エポックメイキングなデザイン。アレッサンドロ・ミケーレがクリエイティブ・ディレクターに就任した2015-16年秋冬メンズコレクションで発表した「プリンスタウン」は、「ホースビット ローファー」を進化させた革新的な発想が話題に。その後も多彩なアレンジが登場している。
2020「Overture of Something That Never Ended」 Courtesy of Gucci
2020「Overture of Something That Never Ended」 Courtesy of Gucci

2017年〜2019年

2020年

(左から)斬新なクリエーションが永遠の鍵! ラムウールのスリッパシューズ ヒール 1cm ¥145,200、ダブルGとホースビットをドッキング。ヒール3cm ¥123,200

ウェブ ストライプとの組み合わせ。ヒール3cm ¥123,200/すべてGucci(グッチ ジャパン クライアントサービス 0120-99-2177)

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Photos : Kouki Hayashi (some photos)  Edit &Text : Hiroko Koizumi

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