Fashion / Feature

米倉涼子とフェンディ、 進化し共鳴するDNAPROMOTION

新アーティスティック ディレクター、キム・ジョーンズによる初のウィメンズレディ・トゥ・ウェアの発表となった2021-22秋冬コレクション。由緒ある伝統とそのレガシーを紡いできたフェンディ家の女性たちにオマージュを捧げ、卓越したイタリアンエレガンスを新しい視点で捉えた。フェンディ日本初のジャパンブランドアンバサダーに就任した女優の米倉涼子がそのDNAを豊かに表現する。

ワンピース¥396,000 ピアス¥59,400(予定価格9月発売予定)ネックレス¥143,000/すべてFendi(フェンディ ジャパン)
ワンピース¥396,000 ピアス¥59,400(予定価格9月発売予定)ネックレス¥143,000/すべてFendi(フェンディ ジャパン)

しなやかに寄り添うドレスは、いつも私の味方

「カーリグラフィ」とポルカドットがプリントされたドレス。長いスカーフカラーが優雅なアクセント。新ジュエリーライン「フェンディ オーロック」をあしらったゴールドメタルのネックレスとドレスのカフをリンクしてエッジィを効かせて。

ドレス¥247,500(予定価格9月発売予定)バッグ「バゲット1997」¥566,500 ブーツ¥203,500(予定価格9月発売予定)ネックレス¥104,500/すべてFendi(フェンディ ジャパン)
ドレス¥247,500(予定価格9月発売予定)バッグ「バゲット1997」¥566,500 ブーツ¥203,500(予定価格9月発売予定)ネックレス¥104,500/すべてFendi(フェンディ ジャパン)

バッグとブーツは長く愛せるものを

ブラックドレスはケープがドッキングされたデザインで、動くたびに優雅なムード。どんなスタイルにもマッチするストレートレッグのラウンドトゥブーツとパイソンレザーの「バゲット」バッグでエターナルな装いに。

ニット¥129,800 スカート¥286,000 ネックレス¥74,800 サングラス¥57,200 バッグ「ピーカブー アイシーユー ミディアム」¥715,000(予定価格9月発売予定)シューズ¥187,000/すべてFendi(フェンディジャパン)
ニット¥129,800 スカート¥286,000 ネックレス¥74,800 サングラス¥57,200 バッグ「ピーカブー アイシーユー ミディアム」¥715,000(予定価格9月発売予定)シューズ¥187,000/すべてFendi(フェンディジャパン)

優しい色合いに際立つクオリティ

軽快な印象のクロップト丈のニットにボディを美しく見せるタイトスカート。素材の良さが柔らかなピンクに映える。ホワイトのシアリングの「ピーカブー」がおしゃれ上級者の証し。

コート¥902,000 シャツ¥151,800 ショートパンツ¥104,500 ブーツ¥198,000(すべて予定価格9月発売予定)シングルピアス各¥68,200 タイツ¥29,700/すべてFendi(フェンディ ジャパン)
コート¥902,000 シャツ¥151,800 ショートパンツ¥104,500 ブーツ¥198,000(すべて予定価格9月発売予定)シングルピアス各¥68,200 タイツ¥29,700/すべてFendi(フェンディ ジャパン)

ロゴはさりげなくアピール

ランウェイでひと際高い注目を集めた「カーリグラフィ」。トレンチ型コートの裏地からさりげなく覗かせて、タイツとリンク。オールベージュのワントーンコーディネートが「カーリグラフィ」でアップデート。

ドレス¥253,000 バッグ「フェンディ ファースト スモール」¥583,000/すべてFendi(フェンディ ジャパン)
ドレス¥253,000 バッグ「フェンディ ファースト スモール」¥583,000/すべてFendi(フェンディ ジャパン)

ドレスが運ぶハッピームード

レースのような編み模様をあしらったニットドレス。ロングフリンジが脚元をセクシーに演出する。グラフィカルな“F”モチーフで注目度No.1の新作「フェンディファースト」バッグはミンクをチョイスしてラグジュアリーを極めて。

コート¥825,000 ボディスーツ¥90,200(予定価格9月発売予定)シングルピアス各¥68,200/すべてFendi(フェンディ ジャパン)
コート¥825,000 ボディスーツ¥90,200(予定価格9月発売予定)シングルピアス各¥68,200/すべてFendi(フェンディ ジャパン)

フェミニニティを覗かせて

カシミアロングコートは優しいピンクでハイクオリティな印象。インにはフェティッシュなムードを醸し出す透け感のあるボディスーツを合わせコケティッシュに。

米倉涼子インタビュー「運命的な巡り合わせを感じた」

──キム・ジョーンズが手がける新生「フェンディ」がスタート。初のジャパンブランドアンバサダーに米倉涼子さんが起用されたことは国内外で大きな話題となった。米倉さんにとって、フェンディとの出会いはモデル時代にさかのぼる。

「さまざまなブランドがあるなかでも撮影で『涼子はフェンディ担当ね』と身に纏う機会が多かったおかげもあり、個人的にとても思い入れがあります。専属モデルになり、少しずつお金をいただけるようになるとブランドファッションが楽しい時期も重なって、全身オールフェンディで歩いていたこともありました。当時、フェンディのファーアイテムは憧れで、仕事へのモチベーションを湧き上がらせてくれる存在でした。つい数年前に、お気に入りすぎて年くらい着ていたロゴのラインのワンピースをやっと手放したんです。それも年齢的にそろそろラインは卒業しなきゃかなという理由だったので、弟のお嫁さんに譲りました。そのくらいフェンディのアイテムは長く愛せるし、色褪せない名品ばかりです」

──ラグジュアリーでありながら日常にも寄り添う。研ぎ澄まされた普遍性にもまなざしを向ける。

「キム・ジョーンズさんによってさらなる進化を遂げたフェンディは、モデルをしていた“あの頃”の気持ちをよみがえらせます。『さぁ着るぞ』と気分を持ち上げてから纏うべきデザインですし、肩幅が広めだったり、骨っぽい体をしている私でも女性が際立つイメージ。それでいて日常でちゃんと着られるというのもすごく魅力的でした。代から愛していたフェンディが代になった今の自分にも心地よくて、人生のどのタイミングにもフィットする懐の深さを感じます。こうしてご縁がつながったことにも感謝しています」

今も悔しさに突き動かされる

──米倉さんがデビュー以来年間所属してきた事務所を離れ、独立したのは2020年月のこと。表現者として邁進していた人生に経営者としての道が加わった。

「経営者になった感覚はあまりなくて、私が本業だなと感じるのは、今回のように写真を撮っていただいたり、舞台に立っている瞬間。経営者としての業務はこれらに付随しているもので、やらなきゃいけないことばかり。おかげさまで今はやっと落ち着いてきましたけど、当初は挫けそうになりながらも、動き出したからには突き進むしかないと腹をくくりました。今までは、いただいた作品の脚本を読んで、準備することだけで精いっぱいでしたし、その精いっぱいの中でさえあたふたしていたのに、そこに会社の仕事がプラスになったカタチ。付随している仕事で、自分の本業の質が下がってしまったら元も子もないのに……とリアル泣きしてました」

──持てるエネルギーの100%を表現に費やしてきた彼女が「お歳暮を贈る準備をしなきゃ」「備品のスプーンは大きいのと小さいのがあったほうがいいのかな?」と細部まで頭を巡らせる。塵は積もっていくもので、少しずつエネルギーを削がれていくことへの焦りもあったという。

「でも、しょうがないですよね。自分で決めちゃったから!」

──カラッとした潔い口ぶり。独立とコロナ禍が重なった現状に対しても同様で、自身の中での浮き沈みはあったとしても、取り巻く環境を悲観したり揺らぐことはなかったという。

「私はまったく変わらないですね。おそらく『どうにかしなきゃいけないじゃん』と毎日思っているから、揺らいでいる暇もなかったのかもしれない。そもそも独立をしたのも、どうにかしなきゃいけない思いの延長戦上。自分が未熟者すぎて知らないことがありすぎるし、それを知るチャンスをもらうために事務所を辞めました。例えば、誰かが『米倉さんってすごいね』と褒めてくださったときも、そう言われる理由が自分の中でわからなかったんですね。少し前に城田優くんと一緒にショーをやらせてもらったときも、私は一応は女優ですけど、ダンサーでもないし、歌手でもないけど、舞台の真ん中に立たせてもらっている。それなのに周りのみんなにダンスのステップを教えてもらったりするわけで。私って、なんて未熟なんだろうと日々痛感するんです。だから頑張れているのかもしれない。少しずつでも進歩できるかもと期待を込めて。私は安泰でも完璧でもありません」

──パブリックイメージは、強く、美しい。醸し出す華やかなオーラは圧倒的なのに、目の前の彼女からは傷つきやすい少女のような無垢な香りも。

「イメージでいえば、失敗しない、負けない、あとは悪女?とか……ですかね(笑)。ギャップで苦しむことはなくて、むしろそちら側を演じるほうがラクではあります。求められることに応えていけばいいから。大門未知子を演じていても、私は医者ではありませんし(笑)。いろんな仕事をしていて決して本物にはなれない現実に打ちのめされることばかり。フェイクかもしれないけど、それでも最大限に放出したときに影響を受けてくれる若い人たちがいて、本当のお医者さんになってくれたりだとか、『元気をもらえた』という声が届くと不思議な喜びを味わえる。それこそが私の仕事なのかもしれないなっていうふうに最近は考えるようになれました」

──作品によってさまざまな人間を生きる役者は究極のマルチタスクともいえる。それは、一芸に秀でたスペシャリストに匹敵する能力。米倉さんは“ないものねだり”だと自覚しながらも本物を求める。悔しさをエネルギーとして燃やす姿が、米倉涼子という生き方をより一層輝かせている。

「トレーニングをするのも、自分の体をキレイに見せるためではなくて、やりたいことをやりたいときにやれる体でありたいから。ここ3年くらい趣味でアルゼンチンタンゴに挑戦しているんですけど、本場に行くと私ができない踊りを、そこらへんにいるおばさまたちがサラっと踊っちゃうんですよ。なんで私にはできないんだろう!と悔しくなる。私はね、悔しさを食べながら生きている人間なんです。くぅ〜ってなったときに、その”悔しいサプリ”を噛み締める(笑)。とはいっても、そろそろやりたいことを精査していかなきゃいけない時期。体力も時間も有限だとわかっているから、本当にやりたいの?と自分に問いかけないとね」

──他人の芝が青く見えるのはままあること。おそらく大抵の大人は眺めるだけで終わらせてしまうけど、米倉さんは手を伸ばそうとする。それこそが彼女が新鮮味を保ち続けている理由にもつながっていく。

「今は今で、次は何やろっかなと考えているところ。自分に才能がないのはわかっているけれど、何か大きなことをやりたい、人がやったことのないことにチャレンジしたいという野心はなぜか持ち合わせています。普通のサラリーマンの家庭に生まれ育ったので、家族も不思議そうです。『なんで、涼子だけ?』って言われますから。停滞がないとするなら、忘れっぽい性格も一因です。最近は特に忘れっぽくて、2回観た映画も『これ、面白い!』と新鮮に楽しめちゃう。でも、私としてはもう少し落ち着きが欲しい。一つずつ向き合ってから次へ。普段も洗い物をしながら、その足の先でなんかやっていたりするから。軽やかに見えるかもしれないけど転びがちなので、何事も足元に気をつけながらやっていきたいですね」

──最後に伺ったのは、代を折り返した現在の恋愛について。

「恋愛も適当に程よくやっていきたいですね。恋愛に対するエネルギーが自然と右肩下がりになっているのは否定できないけど、スイッチが完全にオフになっているわけじゃない。ただ、忙しすぎて恋愛にエネルギーが回ってないのが正直なところ。靴下を履かせたりまではしないけど、本来は世話を焼きたいタイプ。でも年齢を重ねてそういうのも削ぎ落とされてきた感じもしてます。私の将来、どうなるんでしょうね?歳になった私はどれだけ恋愛にエネルギーを注げているのか想像するのが楽しみです」

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FENDI
フェンディ ジャパン
TEL/03-3514-6187
URL/www.fendi.com

Photos : Masaki Sone Fashion Director : Ako Tanaka Styling : Masashi Nomura Hair & Makeup : Hiro Odagiri Nail : Mikako Suga Edit : Michie Mito Cooperation : Props Now Interview&Text : Hazuki Nagamine

Profile

米倉涼子Ryoko Yonekura 1975生まれ、神奈川県出身。モデルとして活躍後、99年女優へ転身。ドラマ『Doctor-X~外科医・大門未知子~』『松本清張黒革の手帖』『交渉人~NEGOTIATOR~』をなど代表作多数。ブロードウェイミュージカル『CHICAGO』の主演ロキシー役で2012年、17年、19年と三度、ニューヨーク・ブロードウェイ公演に出演。10月からは『Doctor-X~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)の最新シリーズが放送されるほか、主演ドラマ『新聞記者』(Netflix)が近日配信予定。2020年フェンディ日本初のジャパンブランドアンバサダーに就任。
公式Instagram @ryoko_yonekura_0801
公式ファンクラブ「よねさんち」 https://yonesanchi.com/

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