Art / Feature

見て感じるボディ【3】ヴァネッサ・ビークロフト

アーティストたちの目に体はどのように映るのだろう。 それは大きさを変え、形を変え、体の新しい一面を、新しい可能性を教えてくれる。 体には、まだまだ私たちの知らない自由な世界が広がっているのだ。(『Numero TOKYO(ヌメロ・トウキョウ)』2021年6月号掲載)

『VB35』 Vanessa Beecroft Performance, 1998 Solomon R. Guggenheim Museum, New York VB35.377.ms © Vanessa Beecroft, 2021
『VB35』 Vanessa Beecroft Performance, 1998 Solomon R. Guggenheim Museum, New York VB35.377.ms © Vanessa Beecroft, 2021

ヴァネッサ・ビークロフト

『VB35』

1998年、ニューヨークのグッゲンハイム美術館にて、一夜限りで行われたヴァネッサ・ビークロフトの『VB35』。当時クリエイティブディレクターを務めていたトム・フォードによるグッチの衣装を着用し、総勢20名のモデルたちが並ぶ圧巻のパフォーマンスだ。ヴァネッサの作品は常に、性的な対象として見られる立場や、社会的に受け身であることを強いられてきた女性の身体を表現している。そこに内包されたメッセージは、今なお強く響くはずだ。

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Text : Akane Naniwa Edit : Keita Fukasawa, Chiho Inoue, Sayaka Ito, Mariko Kimbara

Profile

ヴァネッサ・ビークロフトVanessa Beecroft 1969年、イタリア・ジェノヴァ生まれ 。90年代からキャリアをスタートさせ、2007年にはヴェネチア・ビエンナーレに出展。05年に話題を呼んだ100人の女性が3時間立ち続けるパフォーマンスなど、裸や裸に限りなく近い姿のモデルによるパフォーマンスがセンセーションに。近年ではトッズやヴァレンティノなど、ファッションブランドとのコラボレーションも手がけている。

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