開けチャクラ! バービーのモヤモヤ相談室 vol.02「肌が汚い私でも、役者になれると思いますか?」 | Numero TOKYO
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開けチャクラ! バービーのモヤモヤ相談室 vol.02「肌が汚い私でも、役者になれると思いますか?」

体や性をめぐるあれこれ、人間関係や恋愛、社会についてなど、読者の抱える「モヤモヤ」をバービーが一緒に考えます。正解は見つからないかもしれないけど、チャクラは開放できちゃうかも?!(『Numero TOKYO(ヌメロ・トウキョウ)』2021年7・8月号掲載)

【今月のモヤモヤ】

肌が汚い私でも、役者になれると思いますか?

私は肌が汚くて、どう努力してもなかなか改善しません。でも、役者になりたいという夢があります。その夢を叶えるため、上京します。自分の顔を見て落ち込むこともありますが、どうしても挑戦したいのです。芸能界は肌がきれいなのが当たり前。そうじゃない人にも可能性はあるのでしょうか?(ちきんさん・23 歳)

【バービーからのメッセージ】

ハードルは高い。でも肌トラブルは治る可能性も

とても申し上げにくいのですが、現時点ではハードルは高いと思います。芸能界では個性派俳優や三枚目の役者もみなさん肌はとてもきれいなんです。

世界的にはボディ・ポジティブのムーブメントが広がっているし、お笑い界では肌のコンプレックスを活用している人もいます。でも、画面越しだとどうしても肌の印象が目立って、肝心の演技が見る人に伝わりにくくなってしまうからか、演劇界で活躍するのは厳しいのが現状です。

もちろん、その高いハードルをものともしない魅力や才能で活躍されている人もたくさんいます。それに、一口に“肌が汚い”といっても、そばかすだったら個性になりますし、ニキビやクレーターは最新の科学技術を駆使すれば、治らないことはない。

どれくらいの肌トラブルを抱えているかにもよりますが、生半可な治療では治らないと覚悟して、まずはお金を稼ぐことも大事です。私も学生の頃からいくつものバイトを掛け持ちして、たくさんのクリニックに通いました。

人脈を稼ぐのも一手。処世術や演技力を磨いて!

とはいえ、自力でお金を貯めるのは簡単ではないですし、それによって演技を学ぶ時間が減るのはもったいないので、出費を抑えて美容クリニックに通うワザを一つ紹介します。

それは巷にいるPRの方と友達になること。顔の広い彼女たちと仲良くなれば、腕のいいクリニックを紹介してもらえる可能性が高まります。お金を稼ぐのではなく、人脈を稼ぐんです。周りの人を巻き込む才能は芸能界でも生かせますから、積極的に友達の輪を広げてほしいですね。

また、安く済ませたいのであれば、皮膚科に行くのが一番ですが、美容クリニックに行く場合は、美容サイトなどで情報を集めて、お得に施術できるところを見つけるのも手です。

ただし、なかには高額な治療法を勧めて、恫喝まがいに契約を迫ってくる悪徳クリニックも。弱みにつけ込まれないよう強い意志を持って断る勇気が必要です。私も過去に軟禁に近い状態で勧誘されたこともありました(苦笑)。

そこで学んだのは、すぐに逃げられるように出口までのルートを確保しておくことやコートや荷物は預けずに自分で持っておく、といった保身術。しつこい勧誘にも話が通じないふりをして解放されたこともありました。ちきんさんも処世術や演技力を磨くいい機会だと思って、さまざまなクリニックにカウンセリングに行ってみてください。

美容クリニックは年々、技術が上がっていて、お金と人脈次第で肌はきれいになります。コロナ禍によってマスクが当たり前になったからこそ、肌をきれいにするチャンスと前向きに捉えてみてください。

でも、一番いいのは、肌にコンプレックスを抱えていても演技の実力で認められること。新しい時代の役者像をぜひ確立してほしいです。

\あなたのモヤモヤ大募集中!/

バービーさんに相談したい、聞いてほしいあなたのモヤモヤ大募集中! テーマは体や性をめぐるあれこれ、人間関係や恋愛、社会についてなど何でもOKです。下記アンケートフォームまたはメールでご相談をお寄せください。メールの場合は、掲載可能なニックネーム、年齢、性別(任意)をお書き添えください。
 
お悩み投稿締め切り/2021年6月7日(月)23:59まで
掲載媒体/ヌメロ・トウキョウ 9月号(2021年7月28日発売予定)、10月号(2021年8月27日発売予定)

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Photo:Melon Styling:Natsuki Taniguchi Text:Mariko Uramoto Edit:Mariko Kimbara

Profile

バービーBarbie お笑いコンビ「フォーリンラブ」のメンバー。テレビ番組『ひるおび』のコメンテーターやラジオ番組『週末ノオト』のパーソナリティを務める。著書に『本音の置き場所』(講談社)。

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