Culture / Feature
私たちが写真を撮る理由 vol.3 エモン久瑠美
普段は“撮られる側”の彼女たちはなぜ、自らカメラを構えシャッターを切るのか。ライフスタイルが一変した2020年。今年いちばん心に残った一枚とは。第三回はエモン久瑠美。(『Numéro TOKYO(ヌメロ・トウキョウ)』2021年1・2月合併号)
愛猫と過ごすおうち時間の一コマ
おうち時間は「ペットの猫たちとずっと一緒にいました」と話すエモン久瑠美。「この写真は自宅の窓際で猫が寝ている間に撮り始めたのですが、途中で猫が目を覚ましたんです。シャッターを切った瞬間に大きなあくびをしていたので、ちゃんと撮れたかどうか不安でした…!」。 フィルムカメラは写真の現像を待つ“余白の時間”も醍醐味。「写真を見返したときに空や風景の色を想像するのも好きです」。スマホのカメラでは日常の1コマを撮影する。「でもフィルムでは、何度も見返したくなりそうなものを撮ってるような。今年、この状況下でもいろんな方との出会いに恵まれ、自分を取り巻く環境が変わりました。2021年はどんな写真を撮れるか、今から楽しみです」Text:Nao Kadokami
Profile
エモン久瑠美Kurumi Emond
1998年生まれ。モデル。カナダと日本のダブル。16歳からモデル業をスタート。数々のメディアや広告、ショーや映像など、活躍の場は多岐にわたる。2018年6月、10代最後の10日間には、自身初の写真展「MÉLANGÉ」を開催した。