「Tiffany」50年の時を経て、モダンな輝きを放ち続けるエルサ・ペレッティの魔法PROMOTION
ティファニーだ!と一目でわかる名品がある。その代表格がエルサ・ペレッティという一人の女性デザイナーが1970年代に生み出した「ボーン カフ」ではないだろうか。Bone(骨)、Cuff(袖)という名前のとおり、手首の骨格を大胆に形象化したまるで体の一部であるかのようにシームレスにフィットする革新的なブレスレット。ペレッティのコレクションの中でも、ひときわ独創的なデザインといえるだろう。今年は「ボーン カフ」が誕生して50 周年を迎えるアニバーサリー! 長い歴史を誇りながらも、いつ見ても優雅なフォルムに心奪われる名作「ボーン カフ」を冨永愛が纏う、スペシャルストーリー。(『Numero TOKYO(ヌメロ・トウキョウ)』2020年9月号掲載)
シンプルで無骨なオーラ。なのにとびきりエレガント
「ボーン カフ」は、人間工学に基づいて作られた、前例のないプリミティブなフォルムが特徴。異なるサイズやデザイン、さまざまな貴金属から選ぶことができるのも魅力だ。デザインは大胆で力強くありながらも、ひとたび身に着けると女性らしい官能的なフォルムにうっとり。スターリングシルバー、イエローゴールドを自由にミックスしても、気品あるスタイルに導いてくれる。
センセーショナルなゴールドで大胆かつ官能的に
絶妙なアシンメトリーのラインを描いた「ボーン カフ」は、イエローゴールドをチョイスすることで、さらに優美な印象に。イエローゴールドを繊細に編み込んだ、金属とは思えないほど柔らかに波打つ「メッシュ」コレクションのホルターネックと合わせて。ジュエリーを布のように纏う感覚を楽しんで。
無駄を削ぎ落とすことで生まれる彫刻的な美しさ
身近な自然美の本質を捉え、フォルムを引き出すのがペレッティの真骨頂。シンプルを追求する彼女は、一切の無駄を削ぎ落とした精巧なデザインにより、蛇を極上に美しいネックレスに昇華した。左右の腕には、手首と調和するしなやかな曲線美が光る二つの「ボーン カフ」を。スターリングシルバーの艶めかしい輝きこそ、ペレッティ作品の醍醐味。
シンプルなネックレスに、勇敢で戦士のようなブラックの「ボーン」を
シルバーのイメージが強い「ボーン カフ」だが、ブラックコッパーもクール。シンプルで誰もが気軽に着けられ、それぞれの好みで石の大きさやチェーンの長さも選べるという画期的な発想で誕生したコレクション「ダイヤモンド バイザ ヤード」(DBY)には、より強くモードなパワーを放つ、ブラックがお似合い。
「ボーン カフ」誕生50周年を記念して、「エルサ・ペレッティ™ ボーン カフ スペシャル エディション」が登場!
カラーをこよなく愛するペレッティの功績を称え、レッド、ブルー、グリーンの3色を特別に発売。大胆なカラーで彩られたアイテムの内側には”Special Edition” の文字も刻印!
1970年代にエルサ・ペレッティによって発表された「ボーン カフ」が50周年を迎えた。手首を包み込むという今まで誰も見たことがなかった斬新かつ芸術的なデザインは、50年たった今もなお新鮮で、不動の人気を誇る。そんな時代に先駆けたデザインを生み出し、また「オープン ハート」「ダイヤモンド バイ ザ ヤード」「ビーン」… など、ティファニーを代表する名作を次々と世に送り出したエルサ・ペレッティとは、いったいどんな女性なのだろうか。
フィレンツェの名家に生まれたペレッティは、ローマでインテリアデザインを学んだ後、バルセロナでモデルとしてキャリアをスタート。その美貌とスター性ですぐに注目を集め、その後ニューヨークへと渡り、69年までトップモデルとして活躍した。そこで、当時マンハッタンの社交界の中心であったファッションデザイナー、ホルストンのミューズになることで、さらに人生が開けていく。
当時のアート界、ファッション界を牽引したともいえるトルーマン・カポーティ、ライザ・ミネリ、アンディ・ウォーホル、VOGUEの名編集長だったダイアナ・ヴリーランドなど錚々たる人物たちと親交を深め、ペレッティは、ニューヨークの社交界を代表するファッションアイコンの一人となり、常に注目の的であったのだ。
デザインの世界に目覚めたきっかけは、画家サルバドール・ダリらのアートグループに参加したこと。69年に初めてシルバージュエリーをデザインし、それをファッションデザイナーのジョルジオ・ディ・サンタンジェロがショーに起用して大成功を収めた。これを契機に、彼女のジュエリー人気が爆発! そして74年、その作品の魅力に惹かれたティファニー社が、彼女と専属契約を結び、ペレッティ・コレクションが誕生したのだ。時代の寵児だった彼女の初コレクションは、発表した当日に即完売。当時、ジュエリーとして認められていなかった素材、スターリングシルバーを一夜にしてラグジュアリーなジュエリーへと昇華。ペレッティのデザインは、70年代のジュエリー界に革命をもたらしたのだった。
また「ボーン カフ」の誕生秘話も面白い。それは彼女が少女の頃、ローマにあるカプチン修道会の地下聖堂を訪れたときにさかのぼる。少女は、納骨堂の壁一面納められた人骨に吸い込まれるような魅力を感じた。そして、こっそり骨のかけらを持ち帰ったりもしたそうだ。そのような骨への関心と、またアントニオ・ガウディのカサ・ミラに魅了されたバルセロナの日々へのインスピレーションが、後に大胆で彫刻的なデザインの「ボーン カフ」を生むことになったのだ。̶̶̶̶ と振り返れば、すべてにおいてドラマティックで逸話にあふれた人生。そして、飽くなき好奇心と創造性の塊のようなクリエイティブに満ちた人物像。それが、エルサ・ペレッティなのである。そんな彼女が生み出した「ボーン カフ」は、強さと優雅さの象徴。身に着けるだけで、女性にパワーと勇
気を与えてくれるはず。たまには、彼女のドラマティックな人生に思いを馳せながら…着用してみるのも悪くないのでは!?
ELSA PERETTI
エルサ・ペレッティ
1940年、伊・フィレンツェ生まれ。ローマとスイスで教育を受け、インテリアデザインの学位をローマで取得。その後モデルとして活動を始め、西・バルセロナと米・ニューヨークに渡り、トップモデルとして活躍。74年にティファニーのデザイナーに就任。71年にはファッション界の権威あるコティ賞をはじめ、数々の賞を受賞。96 年に「アクセサリー・デザイナー・オブ・ザ・イヤー」に選出作品はマサチューセッツのボストン美術館や、テキサスのヒューストン美術館で常設展示中。
(SIL = シルバー、PT= プラチナ、RG = ローズゴールド、YG = イエローゴールド、DIA = ダイヤモンド)
Tiffany & Co.
ティファニー・ アンド・ カンパニー・ ジャパン・ インク
TEL/0120-488-712
URL/www.tiffany.co.jp
Photos:Takay Model:Ai Tominaga Design:Yumi Idei Hair:Dai Michishita Makeup:Yuka Washizu Fashion Editor:Aika Kiyohara