私たちのニュースタンダード file.14 PR01. PR 佐々木詩乃 | Numero TOKYO
Culture / Lifestyle

私たちのニュースタンダード file.14 PR01. PR 佐々木詩乃

私たちが直面した、いまだかつてない困難。コロナ禍で見つけた新しい価値観について、ファッション業界人に聞く新連載がスタート。 STAYHOME期間を経て手に入れた、それぞれの“ニュースタンダード”とは。第14回目は、PR01. PRの佐々木詩乃。

仕事前の朝のスタートにお菓子作り

──STAYHOME期間中に始めた新しい趣味や習慣、活動について教えてください。 「在宅勤務の日は通勤に取られる時間がなくなったこともあり、仕事を始める前の朝の時間に、もくもくとお菓子作りに勤しんでいます。新鮮なエディブルフラワーをお取り寄せし、まず押し花にしてからクッキーにしてみたり、家にたくさんあった林檎を使ってアップルガトーインビジブルを作ってみたり。自粛期間中は、いろんな料理家の方々がおうちで出来るレシピを公開してくださっていたので、とても楽しく挑戦することができました!」 「今まではお湯が沸く時間も待てないほど慌ただしい朝を過ごしていましたが、最近は起き抜けにレモン白湯を飲むのが日課になりました。沸騰したお湯にレモン果汁と塩を少々。飲むと朝から気持ちも体もすっきり!ヘビロテのマグカップは、TOWA CERAMICSのLIPS MUG」

──コロナ以前と今で変化したことはありますか?

「今まで当たり前だったことが当たり前ではなくなった今、“衣・食・住”の大切さについて改めて考えるようになりました。私たちが何気なく口にしているものや身に纏うものがどのようにして作られたのか、また、役目を終えたあとどのように廃棄され、それが環境や社会にどのような影響を与えるのか。とても大切なことなのに、なかなか目を向けられなかった事柄を今一度見直すきっかけになったように思います」

「そんなことを考え始めた頃に出会ったのが、東京の青梅市にて西洋野菜や、伝統野菜を無農薬かつ有機農法で栽培しているOme Farmが手がけるデリ&タパスバル“Ome Farm Kitchen”。野菜の持つ水分のみで煮込むことで旨味をぎゅっと濃縮したヴィーガンカレーほか、素材の味を楽しむことができるメニューがたくさん! 農薬や化学肥料は人間だけでなく、環境や自然、農作物自体にもいろいろな影響を及ぼすと言われています。無農薬・有機栽培の野菜を選ぶことで、おいしく楽しく、そして少しでも環境問題の改善に繋がったら嬉しいなと思っています。ちなみに、Ome Farmからは野菜のお取り寄せもできるようなので、近々してみたいと思っています!」

──その他発信したいことがあれば、ぜひお聞かせください。

「“作り手のストーリーが見えること”を軸に、2、3ヵ月毎にテーマが変わるキュレーションメディア型ストア、“EQUALAND SHIBUYA”が7月28日(火)にMIYASHITA PARKにオープンします。第一回目のテーマは“トラスト”。サステナビリティや地方創生といった部分に焦点を当てたファッションアイテム、雑貨、食品など、無理なく環境に優しい生活に繋がるようなアイテムがたくさん揃います。近々オンラインストアもできますので、ぜひのぞいてみてください!」

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Edit: Yukiko Shinto, Nozomi Urushibara

Profile

佐々木詩乃Utano Sasaki ニューヨークで生まれ、幼少期に国内外を転々としたのち東京へ。中学、高校、大学の10年間をミッション系の女子校で過ごす。大学では社会心理学を専攻し、PR職につき早7年目。美味しいものを食べているときが一番幸せ。Instagram: @utanosasaki

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